あらかじめ入金をしておき、必要なタイミングで使える便利なプリペイドカード。クレジットカードと異なり、個人情報の流出を防ぐことができることも大きな魅力といえます。
ここでは、プリペイドカードを使うことで得られるメリットから、オススメのプリペイドカードまでを紹介していきます。
あなたのライフスタイルや価値観によって、選ぶべきベストな一枚は異なります。ぜひこの記事を参考にして、理想のプリペイドカードを手にいれてくださいね。
記事の目次
プリペイドカードを使うメリット
さて、まずはプリペイドカードを使うメリットをみていきましょう。
「お金を支払う方法」は、時代の流れとともに本当に多種多様となりました。現金、クレジットカード、デビットカード、電子マネー…。
それぞれの支払い方の中に魅力がある中で、プリペイドカードの強みはどういった部分にあるのでしょうか?
プリペイドカードを使うメリット6選
「プリペイドカードを使うメリットは?」と問われたら、あなたはいくつのメリットを答えられますか?
プリペイドカードは単にお金をまとめておくためのカードではありません。
もしかしたらここで紹介するメリットを知ることで、あなたのプリペイドカードに対するイメージが変わるかもしれませんよ。
それでは、プリペイドカードを使うことで得られる6つのメリットを紹介していきます。
前払いで使いすぎを防止できる
節約というテーマで考えたとき、最も大きな魅力となるのがこちら。
プリペイドカードはその名の通り、事前に支払っておくカードなので、チャージされている金額以上の決済はできません。
当たり前といえば当たり前ですが、これが想像以上に効果を発揮。無駄遣いを大きく減らしてくれるのです。
たとえば、いつもクレジットカードの使いすぎで、次月の支払いのタイミングで気を失いそうになるといった方でも、プリペイドカードなら大丈夫ですよね。もしかしたらこちらに切り替えるだけで、驚くほどの額の節約に成功するかもしれません。
お金の管理がしやすい
プリペイドカードを使う上でオススメなのが、チャージする金額を一定にしておくことです。こうしておけば毎月のお金の管理が非常に楽な上、財布の紐をきっちり締めることにも繋がります。
逆に注意したいのが、なくなったらチャージ→なくなったらチャージという使い方。これではせっかくのプリペイドカードのお金の管理や節約におけるメリットがなくなってしまうためです。
たとえばプリペイドカードにチャージするのは月1回10万円まで。というふうに決めておけば、月に10万円以上使ってしまうこともないですし、月末にプリペイドカードの残高を確認すれば、プリペイドカードからの支出を一瞬で把握することができるので、家計簿をコツコツとつける手間も省けます。
以上のように活用すれば、プリペイドカードの魅力を十二分に発揮することができますよ。
加盟店なら国内外問わず使える
VISA、Mastercard、JCBといったブランドが搭載されたプリペイドカードであれば、使える幅は一気に広がります。
もちろん、海外においても問題なく活用できますし、VISAやMastercardのいずれかであれば、決済に困ることはほとんどないでしょう。
鋭いあなたなら既にお気づきのように、クレジットカードを発行することができない未成年の方でも、国際ブランドの搭載されたプリペイドカードなら持つことができますよ。
ポイント還元がある
シンプルに現金で支払う時と比べ、圧倒的にメリットが強いのがこちらです。どちらにしろ同じ金額を支払うのですから、少しでもバックがあった方が嬉しいですよね。
今の時代、プリペイドカードによる支払いにおいても、ポイント還元を得られるのは珍しいことではなくなってきています。
中には、クレジットカードの還元率をも凌駕するパワフルなプリペイドカードもあるので、後述するオススメのプリペイドカードの項でぜひチェックしてみてください。
セキュリティ面で安心
プリペイドカードのほとんどは、チャージできる金額がそれほど高額ではありません。
これは裏を返せば、最悪の事態に見舞われた際の痛手も最小限で済むということ。海外のお店やオンラインショッピングなどの馴染みのない場所での使用が不安という場面でも、比較的利用しやすいですね。
年齢制限や審査がゆるい
こちらはクレジットカードと並んだ時に際立つメリットではないでしょうか。クレジットカードの審査に落ちてしまった方でも、プリペイドカードなら関係ありません。
プリペイドカードは基本的に審査が不要です。年齢に関しても12歳以上であれば発行が可能といったカードも多く、発行までのハードルは高くないのが嬉しいポイント。
特に、オンラインショッピングにおいては、未成年やクレジットカードの審査に落ちてしまった方は決済ができないという問題がありますが、これもスッキリ解消できてしまうのは大きな魅力ですね。
おすすめの使いやすいプリペイドカード
さて、プリペイドカードのメリットと使い方はイメージできましたでしょうか?
次に紹介するのは、おすすめの使いやすいプリペイドカードです。ここでピックアップするのは以下の4種類のカード。
- LINE Payプリペイドカード
- ソフトバンクカード
- dカードプリペイド
- au WALLETプリペイドカード
LINE Payプリペイドは使い勝手がいいだけでなく、ポイント還元率が2%と群を抜いています。その他の3枚のスペックについては横並びの印象がありますが、利用している携帯のキャリアに沿ってカードを選べば、比較的相性が良いかと思います。
それではそれぞれの特徴や魅力をみていきましょう。
LINE Payプリペイドカード
まず最初にオススメしたいのが、LINE Payプリペイドカードです。
LINEといえば今や、知らない人の方が多いと言っても過言ではないアプリですが、LINEアプリからお手軽に入手することができます。国内外のJCB加盟店約3,000万店舗において利用できるので、使い勝手もグッド。
早速、LINE Payカードのオススメポイントや特徴について解説していきますね。
年会費無料でポイント還元率2%
プリペイドカードでポイント還元率2%とは何かの見間違えでは?と私も思ったのですが、実際にLINE Payカードを使うことで2%の還元を得ることができるのです。クレジットカードをあっさり凌駕してしまうような数値ですよね。
貯まったLINEポイントは、1ポイント1円として換算され、以下のような使い方が可能です。
- LINEストア内でスタンプや着せ替えを購入
- LINEコイン、amazonギフト券、Pontaポイントへの交換
- 各種ギフト商品に利用
- LINE Payカードの残高に交換(1,000ポイントより)
以上のように、非常に高還元率で貯めたポイントを様々な用途へ当てることができるので、LINE Payカードを上手に活用すれば、一気に節約効果が上がるかもしれませんね。
LINE Payでラクラク送金
LINE Payでは、本人確認を済ませておくことで、以下のような機能を使うことができるようになります。
- 銀行口座からのチャージ
- 友人への送金
- LINE Payのお金の引き出し
特に友人への送金は、相手の銀行口座を知らなくても手続き可能なので非常に便利です。友人とご飯を食べに行った際の割り勘に活用したり、子供に送金したりと何かと役に立ちます。もちろん、手数料も必要ありませんよ。
LINEショッピングでネット通販がお得
2017年6月よりLINEショッピングが開始となりました。
これに伴い、楽天市場、Yahoo!ショッピング、セブンネットショッピング、GAP、アシックスなどのネット通販の商品を購入できるようになったため、LINEを活用した買い物の幅は一気に広がったことになります。
LINEショッピングを経由して買い物をすれば、購入額の最大20%のLINEポイントが付与されます。複数買い物をして割引をもらう場合は、都度LINEショッピングを経由する必要があるので忘れないようにしましょう。
特典は割引を受けられるだけではありません。楽天市場で楽天スーパーポイント、Yahoo!ショッピングならTポイントといった具合で、各店舗における固有のポイントは別で貯まるため、ポイントの2重取りが可能となります。
また、LINEショッピングを経由し、共通ポイントが貯まるショップでLINE Payカードによる決済をすれば、ポイントの3重取りまでできてしまいます。
例:楽天市場で買い物をする場合
- LINEショッピングのボーナス1%
- 楽天スーパーポイント1%
- LINE Payカードによる決済で2%
→合計4%
ソフトバンクカード
続いてオススメなのが、ソフトバンクカードです。
TカードとVISAの機能が一体化した非常にハイスペックな一枚。後ほど詳しく説明を加えますが、ここに「おまかせチャージ」を掛け合わせれば、ポイント還元率も一気に伸びてさらに使い勝手が良くなります。
もちろん、年会費や発行手数料はかからないため、楽しく使えて楽しく貯まるプリペイドカードと言えますね。
なお、申し込みは全国のソフトバンクショップ(一部店舗を除く)か、WEBの2通りから選ぶことができ、対面の場合は即日、WEBの場合は郵送でカードが届くのをしばらく待つことになります。
おまかせチャージで還元率UP
おまかせチャージは、他のプリペイドカードやICカードで言うところのオートチャージに似ています。
ソフトバンクカードのおまかせチャージの場合、残高が一定以下になった場合はもちろん、残高不足になった時についても決済が可能で、不足分は後日、指定口座より引き落としがかかります。
単純に便利というメリットに加え、通常は0.5%還元のTポイントが、VISA加盟店であれば2倍の1%が付与されるのがおまかせチャージの魅力。
さらに、Tポイント加盟店かつVISA加盟店の場合は1.5%還元と3倍に伸びるので、積極的に活用していきましょう。
※Tポイント加盟店の還元率は0.5%
ちなみにこのおまかせチャージですが、18歳以上(高校生を除く)の方が対象となり、審査が必要となることを覚えておきましょう。ソフトバンクカードを発行すること自体は、ソフトバンク携帯を所有している12歳以上の方であれば可能です。
おトクデー!なら2.5%〜3%の還元
さらにポイントをザクザク貯めたいなら、「おトクデー!」の利用は外せません。まずは、下記の表をご覧ください。
曜日 | 対象店舗 |
月曜日 | ウェルシア・ハックドラック・ダックス |
水曜日 | Yahoo!ショッピング・LOHACO |
木曜日 | ラウンドワン・SMT映画館(MOVIX・ピカデリー等) |
土曜日 | ENEOS(おまかせチャージのみ)・ニッポンレンタカー |
日曜日 | 出前館・情熱ホルモン・エノティカオンライン |
こちらの表で示されている曜日に合わせて対象の店舗で買い物をすると、通常0.5%の還元率がなんと5倍に跳ね上がり、2.5%の還元を得ることができるという素晴らしいシステムなのです。
ドラッグストアは月曜日、ガソリンの給油は土曜日と固定してしまえば、いつも通りの買い物をしていても、ポイントが貯まるスピードは5倍になってしまいますね。ちなみにENEOSにおけるおまかせチャージの場合、3%の還元で6倍です。チャンスがあればぜひ活用しましょう。
ソフトバンクユーザーなら最大16%還元のチャンス
ソフトバンクのユーザーであれば、スマートログインを活用し、Yahoo!ショッピングやLOHACO for softbankにおける買い物をすると、10%のポイント還元を得ることができます。
そしてここへ、ソフトバンクカードの「おまかせチャージ」機能を掛け合わせれば、最大16%もの還元を得ることも可能です。
このようなキャンペーンは、いつ終了するかわからないため、特に大きな買い物を予定しているのであれば、漏れなく活用させてもらうようにしましょう。
TSUTAYAの会員証としても使える
このソフトバンクカード、Tポイントを貯めて使えるだけではありません。なんと、Tカードとしての機能を付随させることもできるのです。
複数の機能を一枚に集約することで、お財布の中身もスッキリ。支払いやポイント獲得もよりスマートになるため、どんどん節約体質に近づいていきます。手続きはTSUTAYAの店頭でサラッと完了できてしまいますよ。
プリペイドバリューも送金できる
ソフトバンクカードを所有している友人や家族同士であれば、ソフトバンクカード内の残高を「プリペイドバリュー」として送金することが可能です。
「プリペイドバリュー」とは、ソフトバンクまとめて支払いチャージ、もしくはTポイントによるチャージをした金額を表します。手数料無料で送金でき、1回あたりの上限額は10,000円。ちなみに月に5回まで送金をすることができますよ。
なお、金融機関の口座に送金できるシステムもありますが、こちらは216円の手数料がかかってしまうため、オススメはできません。口座への送金は、振込手数料無料のネットバンクを活用した方がスマートですね。
dカード プリペイド
dカード プリペイドは2016年11月に登場したMasterブランドが搭載されているプリペイドカードです。
dアカウントを発行した上で、dカードプリペイド専用ページから申し込みをすれば、審査なしでカードを発行できます。
12歳以上で持つことができるMasterカードで、年会費や発行手数料も一切かからないことを考えれば、非常に優秀な一枚ですよね。その名の通り、dポイントを貯めることができますよ。
ローソンにおいて真価を発揮
dカードプリペイドの基本還元率は0.5%と決して高くないですが、ポイントの2重取りを活用して、還元率を大きく伸ばしていきましょう。
たとえば、dポイント加盟店でdカードプリペイドを提示した上で決済をすれば、還元率は2倍以上(1%〜1.5%)に上がります。
さらにこれがローソンだと、約3%のキャッシュバックが後日に加算されるため、dカードプリペイドで支払った場合の還元率はなんと4.5%。基本還元率の9倍をゲットできるローソンでは、dカードプリペイドの提示をお忘れなく。
dカードプリペイド経由でポイントが貯まる
dポイントに関わるカードは3種類あります。
- dポイントカード
- dカード(クレジットカード)
- dカードプリペイド
還元率としてはやはり、クレジットカードのdカードが最も高いという状況です(dカードプリペイドの2倍)。それでは、dカードを保持している方にとって、dカードプリペイドを持つ意味はないのでしょうか?
実はそうとも言えません。というのも、dカードプリペイドへのチャージ方法には、現金かdポイントの2種類から選べるのですが、dポイントでチャージをすれば、0.5%の還元を得られるため。
たとえば貯めておいたdポイント1,000ポイントを使って買い物をするとします。ポイントでそのまま支払った場合、それに対しての還元は特にありません。
ところが、この1,000ポイントを一旦、dカードプリペイドにチャージしてから決済をすれば、0.5%の還元を得ることができます。
dカードをもともと所有している方は、dカードで積極的にポイントを貯め、貯まったポイントはdカードプリペイドにチャージしてから使うというのが、非常に賢い活用の仕方と言えます。
au WALLET プリペイドカード
au WALLET プリペイドカードは、もともとauユーザーに対して設けていたauポイントに代わってWALLETポイントを付与し、WALLETポイントや現金をチャージできるようにしたプリペイドカードです。
Mastercardブランド加盟店において使えるので、リアル店舗を含め、世界中で幅広く利用できるようになりました。
auの携帯電話やauひかり、auひかりちゅらを契約している個人の方が申し込み可能で、年会費、発行手数料、審査なしで発行できます。手続きはauショップかWEB、もしくはアプリを通じて行いましょう。
チャージでポイントの二重取り
au WALLETプリペイドカードのポイント2重取りは、auかんたん決済かクレジットカードによるチャージで可能となります。クレジットカードのポイントと、auウォレットの利用によるWALLETポイントの二重取りです。
ちなみにチャージの対象となるクレジットカードですが、Mastercardのマークがついたもの、VISAマークのついたクレディセゾン・UCカードが発行しているものとなります。
オートチャージはauかんたん決済で
au WALLET プリペイドカードのオートチャージは、auかんたん決済を通じて設定が可能です。残高が指定の金額未満になると、auかんたん決済にて自動チャージされます。
ここでポイントとなるのが、auかんたん決済の支払い方法をクレジットカードにしてくことです。これなら、オートチャージと同時に自然とポイントが貯まっていきますよね。
参考までに、auかんたん決済に適用できるクレジットカードは以下の通りです。
クレジットカード発行元 | 国際ブランド | ||
VISA | Mastercard | JCB | |
au WALLET クレジットカード | ○ | ○ | |
UCカード | ○ | ○ | |
MUFGカード | ○ | ○ | |
DCカード | ○ | ○ | |
NICOSカード | ○ | ○ | |
楽天カード | ○ | ○ | ○ |
イオンカード | ○ | ○ | ○ |
セゾンカード | ○ | ○ | ○ |
TS CUBICカード | ○ | ○ | ○ |
セディナカード | ○ | ○ | ○ |
ポイントアップ店でau WALLETポイントを上手に貯める
au WALLETプリペイドカードの基本還元率は0.5%です。これをこのまま使っていてもポイントの貯まるカードとしては物足りないですよね。
そこで利用していただきたいのがポイントアップ店です。一部対象店舗では通常0.5%の還元率が1%〜3.5%にまでアップしますので、積極的に活用していきましょう。
ポイントアップ対象店(一例)
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- マツモトキヨシ
- スターバックス
- 紀伊国屋書店
- ジョーシン
- TOHO CINEMAS
- 自遊空間
よく使われているプリペイドカード
最後に紹介するのは、ここまでで紹介したカード以外で、よく使われているプリペイドカードです。よく使われているということは、それだけそれぞれのカードに魅力やニーズがあるということですね。
各カードのメリットや特性を理解し、プリペイドカード活用の一助としてください。
Vプリカ
Vプリカは、VISA加盟店において利用できるインターネット上専用のバーチャルプリペイドカードです。
リアル店舗において使用できないのは弱点ですが、VISAブランド加盟店なので、ネット上では使用できない場所を見つける方が難しいほどです。
他のプリペイドカードと比べるとちょっと珍しいVプリカの詳細をみていきましょう。
バーチャルカードで匿名性が高い
Vプリカは本人確認書類の提出や銀行口座の登録も不要なプリペイドカードです。
決済時に求められるローマ字の氏名もニックネームにすることができるため、ほぼ匿名でカード利用が可能。カード番号も使い捨てにすることができ、海外通販などにおいて、カード番号を教えるのに抵抗がある場合に活用できるでしょう。
その他、購入した事実を家族などに知られたくない時にもVプリカは活躍します。
Vプリカは購入時に手数料がいる
圧倒的な匿名性を得るための手数料でしょうか?残念ながらVプリカは購入するだけで手数料が発生するプリペイドカードなのです。以下の表をみてみましょう。
利用可能額 | 購入金額 | 手数料 | WEBで購入 | コンビニで購入 |
500円 | 700円 | 200円 | ○ | × |
1,000円 | 1,200円 | 200円 | ○ | × |
2,000円 | 2,200円 | 200円 | ○ | ○ |
3,000円 | 3,200円 | 200円 | ○ | ○ |
5,000円 | 5,200円 | 200円 | ○ | ○ |
7,000円 | 7,280円 | 280円 | × | ○ |
10,000円 | 10,200円 | 200円 | ○ | × |
10,390円 | 390円 | × | ○ | |
20,000円 | 20,200円 | 200円 | ○ | × |
30,000円 | 30,200円 | 200円 | ○ | × |
購入は各種コンビニかWEBでできますが、購入金額と手数料が若干異なります。コンビニよりWEBの方が、細かい単位での購入ができ、10,000円分に関してはWEBの方が手数料が安いようです。
なお、この手数料を回避する方法が1つだけあります。それは、ライフカードによる決済でVプリカを購入することです。もちろん、ライフカードの明細にはVプリカの購入履歴が残ってしまいますが、それでも構わなければこちらの方法がオススメです。
Vプリカはポイント還元がない
Vプリカの惜しいところは、ポイント還元が得られないことです。
他のプリペイドカードを見回してみても、ほとんどが何らかのかたちでポイント還元を得ることができるため、継続的な使用という観点で見ると、Vプリカに経済面におけるメリットはありません。
あくまでも、匿名による購入をしたい場合にのみ、スポットで使うためのカードと言えましょう。
Vプリカは使い切るのが難しい
Vプリカを使っていく上で覚えておきたいことがあります。
- 有効期限は1年。1年経つと消滅してしまう。
- 3ヶ月以上使っていないと手数料が発生してしまう。
Vプリカについてはあまり大きな金額をチャージしてしまうと無駄になる可能性がありますね。チャージ額は1年以内には絶対に使い切るという金額までにしておきましょう。
もし1年を超えてVプリカを使いたいのであれば、新しくVプリカを発行し、古いVプリカの残高を新しいVプリカに移行するという方法を取れば、残高が消滅してしまうことはありません。
ちなみに3ヶ月以上使わないことによって発生する手数料125円ですが、残高がなくなると手数料の請求もストップします。
逆にVプリカの使用を終了したいのに、端数が余ってもったいないという場合、金額自由入力式のamazonギフト券を購入するという方法を取れば、端数を無駄にすることがないですよ。
WebMoney Card
Webmoney Cardは、WebmoneyをMasterCardとして活用できるプリペイドカードです。
本来Webmoneyが適用できない店舗でも、Mastercardの加盟店であれば、一部の例外を除き、適用可能となっています。
Webmoney Cardはネットから申し込みをします。もちろん、発行手数料、年会費ともに無料で作成することができますよ。
利用金額の0.5%がWebmoneyとして還元
Webmoney Cardを利用すれば、利用した額の0.5%がWebmoneyとして還元されます。現金で支払うよりもこちらでチャージしてからの方がお得ですね。
ちなみに現在は、入会後3ヶ月までは還元率が2倍となっており、1%の還元を受けることができます。
なお、Webmoney Cardの支払い方法は以下の通り、複数の方法があります。
- カード裏面のプリペイド番号を入力する
- カード表面のMasterCard番号を入力する
- アプリと連携してアプリから支払う
Webmoneyカードケースでお得
Webmoney Cardの還元率をもっと高めたければ、「Webmoneyカードケース」を活用しましょう。こちらはapp storeやGoogle Playで無料で取得できるアプリで、Webmoneyを使えば使うほど還元率が高くなるという素敵な特典を受けることができます。
たとえば、WebmoneyカードとWebmoneyの年間利用額が99万円になると、このうち約2%の19,899円が還元されます。基本還元率が0.5%であることを考えると4倍になっているのでかなりお得ですよね。
また、アプリは家計簿代わりに活用することもでき、カードを持つ必要がなくなるので管理が非常にスマートに。Webmoneyを使う場合はぜひ、アプリをダウンロードしてみてください。
まとめ
様々な性格や用途のプリペイドカードがありましたね。プリペイドカードは単純に、使いすぎを防いでくれる便利なカードではありません。
クレジットカードの魅力である高還元率や、国際ブランド加盟店で使える便宜性を備えつつも、審査不要で入会がスイスイできるというのは大きな強みではないでしょうか。
ぜひ選んだプリペイドカードの特性を十分に活かし、節約体質を目指してくださいね。