なんといってもやはり、電子マネーの魅力はその手軽さです。小銭をジャラジャラと持ち歩く必要もなければ、支払いでもたついてイライラすることもありません。
特に支払いの場面で最悪なのは、細かい小銭を出そうとしてうまく行かず、自分だけでなく店員さんや後続の人までをもイライラさせてしまうことではないでしょうか?
今回はそういった悩みやストレスを一掃してしまう電子マネーについて、お話を深めていきたいと思います。
日常で使えるおすすめの電子マネー
電子マネーと一口で言ってもその種類は様々です。普段あなたがどういった系列の店舗で買い物をされているか、どのようなサービスを利用しているかで、持つべき電子マネーは異なってきます。
せっかく電子マネーを活用するのですから、ただ単に持つのではなく、少しでも効率の良い使い方をしたいですよね。
それでは早速、各電子マネーの紹介に移っていきましょう。
楽天Edy
楽天Edyは、楽天Edy株式会社が提供する電子マネー。その名の通り、楽天関連のサービスを普段使いされている方にとってはオススメの電子マネー。
と言いたいところですが、楽天関連以外の場面でも十分に活用することができるんです。具体的にどんな特徴があるのか気になりますね。詳しくみていきますよ。
楽天Edyの作り方
まずは楽天Edyの作り方から。楽天Edyの作り方は大きく分けて4種類ありますので、一つひとつ説明していきます。
楽天Edyカードを購入する
楽天Edyカードは楽天Edyと楽天ポイントカードが一体化したもので、Edyカードの登録を行えば、使いながらにして楽天スーパーポイントを貯めることができます。
ところがこのカード、楽天公式サイトや各加盟店で手にいれるのですが、最低でも100円、デザイン付きのものであれば300円の手数料がかかってしまいます。
これをポイントで相殺するとなると、10,000円〜30,000円の買い物をする必要があるので、なかなか気軽には一歩を踏み出せないところ。
そこでもし、楽天Edyカードを手にいれるのであれば、以下に示す方法を検討してみてください。本来かかる手数料を無料にできてしまうのです。
- キャンペーン期間中にゲットする
- クロネコメンバーズに登録する
- 楽天市場プラチナ会員になる
①はタイミングの問題。③はネットで頻繁に買い物をされる方であれば、そこまでハードルは高くありません。
最もシンプルなのは②です。クロネコが関係しているのは意外ですが、メンバー登録をするだけでEdyカードを無料でゲットできるのは嬉しいですね。
Edy機能つき楽天カードを申し込む
さっきの楽天Edyカードとどう違うのかというと、こちらはクレジットカードにEdyの機能が搭載されています。
頻繁にキャンペーンが行われており、カードを申し込むだけで数千ポイントが一気に貯まるといったタイミングもあるため、クレジットカードの作成に抵抗がなく、ポイント獲得を重視されている方には最もオススメの方法です。
クレジット、ポイントカード、電子マネーの3機能を一枚で携帯できて非常にスマートですね。
おサイフケータイにアプリをダウンロードする
Android携帯をお持ちの方であればこの方法もシンプルでグッド。
カードの所持枚数を増やさなくてもいい上、管理も非常に楽です。おまけに、初めてのアプリダウンロードであれば、200ポイントが一気に加算されるため、ポイント獲得において幸先の良いスタートを切ることができますよ。
iPhoneにアプリをダウンロードする
もちろんiPhoneの方でもオッケー。
残高の確認はもちろん、使用履歴やオートチャージ機能まで網羅しているので、携帯一台で管理が非常に便利です。なお、iPhoneで楽天Edyを使用する場合、Edyカードとパソリが必要となります。
楽天Edyが使えるお店
全国40万以上の店舗において活用できる楽天Edy。以下に、対象となる主な店舗を紹介していきます。主要なコンビニを全て網羅しているのが嬉しいですね。
- セブンイレブン
- ローソン
- ローソンストア100
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- イトーヨーカドー
- 阪急オアシス
- 関西スーパー
- ツルハドラッグ
- マツモトキヨシ
- ココカラファイン
- ドラッグユタカ
- スギ薬局
- キリン堂
- amazon
- ジョーシン
- 楽天市場
- 楽天Edyオフィシャルショップ
- ブックオフ
- TSUTAYA
- 紀伊国屋書店
- 大垣書店
- エディオン
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- 高島屋
- 阪急百貨店
- 阪神百貨店
- ドンキホーテ
- ロフト
- マクドナルド
- ガスト
- タリーズコーヒー
- サンマルクカフェ
- すき家
- CoCo壱番屋
- モスバーガー
- コメダコーヒー
- 快活クラブ
- ラウンドワン
- ヤマト運輸
- エッソ/モービル/ゼネラル
- ANA
楽天Edyが活用できる店舗かどうかは、楽天Edyのロゴマークで確認することができます。あなたが普段使いしているお店の入り口付近をぜひチェックしてみてください。
楽天Edyの特徴
楽天Edyは年会費無料で使うことができ、電子マネーとして使った金額の0.5%が楽天スーパーポイントとして還元されます。また、ポイントプラス加盟店においては通常の2倍のポイントをゲットすることも可能です。
最もお得な使い方としては、リクルートカードのVISAブランドから楽天Edyにチャージする方法です。
リクルートカードの基本還元率は1.2%なので、楽天Edyの基本還元率の0.5%と合わせれば1.7%もの還元を得ることができます。
もしリクルートポイントを使う機会がないようであれば、楽天カードからのチャージでも良いでしょう。楽天カードからEdyへチャージする場合は還元率が0.5%なので、合計で1%のバックを得ることができます。
節約体質を目指すのであれば、こうしたポイントの両取りは基本スキルとしてマスターしておきましょう。
nanaco
お次はセブンイレブンでお馴染みのnanacoの紹介。
カードにデザインされているキリンの名称でもあるnanacoは、札幌市の円山動物園に実在していたメスのキリンだそうですよ。
そんな株式会社セブン&アイ・ホールディングスがプロデュースするnanacoの魅力に迫っていきましょう。
nanacoの作り方
nanacoは系列店やwebでの申し込みによって作成することができますが、発行手数料として300円が必要となります。
これをポイントで取り戻すとなるとまた一苦労なため、なんとか無料で作成したいところですよね。実はnanacoにも、無料で発行する方法があるのです。
入会キャンペーンのタイミングで発行する
タイミングが良くないと使えない技ですが、運よく入会キャンペーンをやっていれば、入会のタイミングで1,000円のチャージをすることで、300ポイントをプレゼントしてくれます。
無料発行ではないですが、マイナス分はポイントできっちり補填されるという仕組みですね。
イトーヨーカドーのハッピーデーを活用する
イトーヨーカドーにはハッピーデーなるものがあり、8日・18日・28日の8のつく日に発行をすれば、無料でnanacoを手に入れることができるのです。
こちらも発行の際に1,000円分のチャージが必要となりますが、1,000円程度ならすぐにでも使ってしまう額なのでなんら問題はないですよね。
ちなみにこのハッピーデー、nanacoの支払いで5%オフになるなどのお得なサービスを享受できるタイミングでもあります。
nanacoモバイルを活用する
こちらはそもそもカードを持たないという選択。
おサイフケータイ機能つきのスマホであれば、アプリをダウンロードして登録をするだけでnanacoを使うことができます。
もちろん手数料はかかりませんし、カードとして携帯しておく必要もないのでスマートで便利です。
強いて言えば、iPhoneユーザーの方には利用できないという点がちょっと残念。
セブンカードプラスとして入手する
セブン&アイ・ホールディングスが提供しているクレジットカードのセブンカードプラスには、nanaco一体型というものが用意されています。
これを発行してしまえば、クレジットカードと同時にnanacoを無料で発行できるというわけ。
留意点として、年間5万円以上のカード利用がなければ、年会費として500円がかかることを覚えておきましょう。
セブン銀行デビット機能つきキャッシュカードとして入手する
セブン銀行が発行しているデビットカードにも、nanaco一体型のタイプがあります。クレジットカードは少々ハードルが高い…という方にはこちらがオススメです。
年会費や発行手数料が無料かつ審査もないので、かなり気軽に作ることができるのではないでしょうか。
セブンイレブンでは1.5%、その他の系列店では1%の還元を得ることもできるので、ポイントカードとして非常に優秀な一枚ですよ。
クロネコメンバーズに登録して入手する
クロネコさんはnanacoさんとも仲良しなのですね。無料でお手軽にnanacoを発行したい方にとってはこちらの一手もありでしょう。
ただし、ここで発行したnanacoに関しては、クレジットチャージができないというデメリットがありますので、クレジットチャージを活用して効率よくポイントを稼ぎたい方にとってはオススメできません。
nanacoが使えるお店
nanacoを使える代表的な店舗としてはセブンイレブンやイトーヨーカドーなどが挙げられますが、活用できるのはこうした系列店だけではないですよ。早速、店舗の一覧を確認していきましょう。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- 西武/そごう
- ヨークマート
- ヨークベニマル
- デニーズ
- かっぱ寿司
- CoCo壱番屋
- コメダコーヒー
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- ビックカメラ
- ロフト
- ジョーシン
- ツルハドラッグ
- ココカラファイン
- キリン堂
- エッソ/モービル/ゼネラル
- ラウンドワン
- 快活クラブ
- ANA
- ヤマト運輸
nanacoの特徴
まずnanacoが素晴らしいのは、系列店における基本還元率が1%ということ。クレジットカードでもないのにこの値は素晴らしく、各種キャンペーンなどを活用すれば、ザクザクポイントを貯めていくことができます。
また、誰にでも支払いが生じる各種公共料金の支払いに対してもnanacoを使うことができるのは大きいです。こうした場面でもキャッシュレスで対応できるのは非常に嬉しいですよね。
そして何より、nanacoへのクレジットチャージによって、大幅にポイントを獲得できるのが最大の強みと言えるでしょう。
ヤフーカードやセブンカードプラスなどのクレジットカードでもチャージの対象とはなりますが、還元率だけでみるとやはり、リクルートカードに軍配が上がります。
リクルートポイントの使い道がない…という方であれば、ヤフーカードからのチャージでも良いでしょう。Tポイントを活用できる店舗は幅広く、2重取りで獲得したポイントを余らせてしまうことはまずないと思います。
WAON
さて、続いて紹介するのはWAONです。
イオンリテールが発行するWAONは、イオンの系列店を中心に活用することができる電子マネー。支払いの際に「ワオン!」と鳴き声がするのも微笑ましいポイントですね。そんなWAONのあれこれについて、一つずつみていきましょう。
WAONの作り方
WAONカードは、イオンやマックスバリュ、ミニストップなどの店舗や、その他の加盟店において発行することができます。
ただしやはり、通常の発行方法では手数料が300円必要となります。WAONを無料で作成するにはどうすればいいのでしょうか?
イオンカード一体型WAONを発行する
クレジットカードを持つことに抵抗がない場合はやはり、クレジットカード一体型として発行する方が、手数料を無料にできる以外にも様々なメリットを得ることができます。
ちなみに各種イオンカードの中でも最もお得なのはイオンカードセレクト。こちらはイオンカードの中で唯一、WAONへのチャージによってもポイントが加算されるためです。
JMB WAONを発行する
JMB WAONは、イオンとJALが提携して発行しているカードで、JALマイルが貯まるのが特徴。
もちろん入会金や年会費は無料なので、JALマイルを貯めている方にとっては、こちらの方法がオススメと言えます。
WAON利用時のみならず、クレジットカードによるチャージにおいても、マイルの二重取りができますよ。
WAONモバイルを活用する
カードを持ちたくないという方であればこちらですね。
おサイフケータイが搭載されている携帯電話を持っていれば、WAONモバイルのアプリを通じて、WAONを無料で使うことができるようになります。
オートチャージやクレジットカードによるチャージも対象となるので、非常に使い勝手がいいですよ。
クロネコメンバーズに加入する
クロネコさん、あなたは一体どこまで網羅しているのでしょうか?楽天Edyやnanacoのみならず、WAONまでも無料で作成することができるなんて。
ヤマト運輸の支払いが割引になったり、クロネコポイントとWAONポイントの双方が貯まるといった利点はあるのですが、こちらもやはり、クレジットカードによるチャージの対象外であることが大きなデメリットです。
ポイントを効率よく貯めたいのであれば、他の発行方法を選択する方が良いでしょう。
WAONが使えるお店
イオン系列店以外にどのような店舗でWAONを使えるのでしょうか?以下の一覧で確認してみてください。
- イオン
- ダイエー
- マックスバリュ
- グルメシティ
- ピーコックストア
- まいばすけっと
- ビブレ
- ミニストップ
- ファミリーマート
- ローソン
- ナチュラルローソン
- ローソンストア100
- サークルKサンクス
- ウェルシア
- ツルハドラッグ
- ドラッグユタカ
- ビックカメラ
- エディオン
- TSUTAYA
- マクドナルド
- 吉野家
- キッチンオリジン
- かっぱ寿司
- コメダコーヒー
- 快活クラブ
- ラウンドワン
- ヤマト運輸
- コスモ石油
WAONの特徴
WAONの基本還元率は0.5%。決して高いとは言えないものの、頻繁に開催されているキャンペーンを上手に活用すれば、効率よくポイントを稼いでいくことも可能です。
ファミリーマートにおいてはTポイントとの二重取りもできます。また、前述のイオンカードセレクトによるオートチャージでも、WAONポイントを貯めることが可能です。
どうせ電子マネーとして使うのであれば、イオンカードセレクトからのオートチャージの方がポイントの2重取りができるのでお得ですよ。ちなみに2重取りで得られる還元率は1%なので、通常と比較すれば2倍速でポイントを貯めることができますね。
交通系のおすすめ電子マネー
続いて紹介するのは、交通系のオススメ電子マネー。急いでいる時や、券売機が混雑している時などは特に、こうした交通系の電子マネーは役立ちますしノンストレスですよね。
最近では電子マネー専用の改札の割合が切符専用のそれを上回っているように感じる程です。
以下に各電子マネーの特徴や購入方法、メリットなどをまとめてみました。
Suica
Suica電子マネーは、JR東日本及び、東京モノレール・東京臨海高速鉄道が発行しているIC車カードです。
Suicaという名称は「super urban intelligent card」からきており、スイスイ行けるICカードという意味合いも含まれているそうです。そんなSuicaの特徴を詳しくみていきましょう。
Suicaの購入方法
SuicaカードはJR東日本の駅やコンビニなどで購入することができます。
どこで購入するか、無記名式か記名式かによってその仕様は異なってくるので、購入前に詳細をしっかりと確認しておきましょう。定期券として持つことも可能ですよ。
コンビニで購入する
コンビニといってもどこでもいいというわけではありません。
対象となる店舗としてはKIOSKかNEW DAYSで、無記名式Suicaというカードを2,000円(デポジット500円+初回チャージ1,500円)で購入することができます。
「無記名式って何ぞや?」
そんな声が聞こえてきそうなのでここでおさえておきましょう。
- 無記名式:紛失しても再発行が利かない
- 記名式:紛失した時も再発行が可能
という違いですね。コンビニにおいては無記名式のものしか購入できませんのでその点は理解しておきましょう。
ちなみに街中のセブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどでSuicaを購入することはできませんが、使用することならできますよ。
みどりの窓口で購入する
みどりの窓口で購入する場合は、無記名式と記名式のどちらかを選択することになります。
無記名式であれば500円のデポジットに加え、チャージしたい額を伝えればオッケー。記名式の場合は簡単な所定の用紙に必要事項を記入して提出します。
券売機で購入する
駅の近くにある券売機でもSuicaを購入することができます。
多機能券売機という黒っぽい券売機があるので、そちらで手続きをしていきます。案内にしたがって進めば操作は非常にシンプル。ちなみにこちらの方法でも、無記名式と記名式のいずれかを選ぶことができますよ。
インターネットで購入する
「え、ネットでも買えるんですか?」
はい、ネットからでもSuicaを購入できます。方法としては、オークションサイトかApple Storeを経由しての購入となります。
オークションに関してはタイミングの問題があるため安定感に欠けますが、Apple Storeでの購入に関しては、JR東日本の公式HPでも紹介されているので気になる方はチェックしてみてください。
こちらはカードではなく、お手持ちのスマホにSuicaの機能を付随させるイメージです。モバイルSuicaと呼ばれるものですね。
Suica機能つきのクレジットカードを発行する
Suicaの機能が搭載されているクレジットカードを発行すれば、クレジットカードの機能と併用して、Suicaを利用することができます。
主なカードとしては、ビューSuicaカード、ルミネカード、JALカードSuicaなどがありますが、それらを差し置いてオススメなのがビックカメラSuicaカード。
ビックカメラSuicaカードは他のカードと比較して、通常還元率が2倍の1%であることに加え、2年目以降の年会費を無料にすることのできる唯一のカードなのです(年にたった1度の利用で年会費が無料になるというハードルの低さが魅力)。
さらに驚くべきは、ビックカメラにおいてビックカメラSuicaカードのSuica機能を利用して買い物をすれば、11.5%もの還元を受けることができます。
クレジットカードの発行に抵抗がない方であれば、最もお得なSuicaカードと言えるでしょう。
Suicaが使えるお店
Suicaは各種コンビニを網羅しているのはもちろん、様々なジャンルの店舗においても利用することができます。その一例を挙げていきましょう。
- セブンイレブン
- ローソン
- ローソンストア100
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- ミニストップ
- デイリー
- イオン
- イトーヨーカドー
- ドンキホーテ
- まいばすけっと
- ジョーシン
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- 紀伊国屋書店
- ブックオフ
- ココカラファイン
- ツルハドラッグ
- エクセルシオールカフェ
- ガスト
- かっぱ寿司
- ケンタッキーフライドチキン
- CoCo壱番屋
- コメダコーヒー
- すき家
- タリーズコーヒー
- ドトールコーヒー
- マクドナルド
- モスバーガー
- 快活クラブ
- ANA
- エッソ/モービル/ゼネラル
- ヤマト運輸
- KIOSK
- NEW DAYS
獲得したSuicaポイントはチャージへまわす
Suicaを使って買い物をすると、0.5%〜1%(店舗によって異なる)の還元率でSuicaポイントが貯まります。
こちらのポイントはWAONやTポイントなどに交換することができますが、レートはあまり良くありません。
それよりも、貯まったSuicaポイントはSuicaの電子マネーへチャージする方が効率的です。これなら1ポイント1円として再利用できるので、無駄なく活用できますよ。
モバイルSuica定期券のリマインド
モバイルSuica定期券には、定期券の有効期限が切れる1週間前に、リマインドメールを送ってくれるサービスがあります。
というのも電子マネーの定期券の場合、有効期限が切れているカードをかざして改札を通ると、チャージされている残高から通常料金が差し引かれてしまうのです。
これが続いてしまえば、定期券を使う場合と比べて大きな損失が出てしまいますよね。こうした損失を防いでくれるのがこの便利なサービスなのです。
PASMO
PASMOは株式会社パスモが発行する交通系電子マネー。
PASMOという名称は、「PASSNET」のPASと、「もっと」を意味する英単語「MORE」の頭文字のMOからきています。
Suicaと非常に近い性質を持っている電子マネーでどちらを選べばいいかわからない方もいるかもしれませんが、両者の違いも含め、ここで解説していきますね。
PASMOの購入方法
PASMOは電車やバスでの利用の他、電子マネーとしても活用できる便利なICカードです。
PASMOもSuicaと同様に無記名式と記名式があり、どちらについてもデポジットとして500円が必要となります。PASMOを入手する方法は大きく分けて3種類。一つひとつみていきましょう。
駅やバス営業所で購入する
PASMOは駅の窓口やバス営業所で購入することができます。
注意点としては、有人改札のある駅でも、窓口がない場合は購入できないということ。Suicaと比較し、購入できる箇所は少ないため、主要駅が最寄りでない場合は少々不便かもしれません。
券売機で購入する
こちらもSuicaと比較し、購入できる券売機そのものの数が少なく、便宜性が良いとは言えません。基本的には駅の窓口かバス営業所での購入が必要だと思っておいた方がベターでしょう。
PASMO一体型のクレジットカードを発行する
PASMO一体型のクレジットカードであれば、デポジットの500円を支払うことなくPASMOの機能を付随させることができます。
対象のカードとしては、ソラチカカード、To Me CARD Prime PASMO、東急カードClubQ JMBなどがあります。
- ソラチカカード
ソラチカカードは東京メトロに乗るたびにポイントが加算されるカード。毎年ANAのボーナスマイルが1,000マイルつくことを考えれば、2,000円の年会費にも目を瞑ることができるかもしれません。
- To Me CARD Prime PASMO
To Me CARD Prime PASMOもメトロを利用する度にポイントがもらえます。2,000円の年会費は年間50万円以上のショッピングで無料にすることができるため、月換算で4〜5万円程度の買い物をクレジットカードでする方にとっては、年会費の負担は無視しても良さそうです。
- 東急カードClubQ JMB
東急カードClubQ JMBは東急ポイントとJALマイルの相互交換ができるカード。飛行機を頻繁に利用する方にとってはお得な一枚と言えます。年会費は1,000円なので、他の2枚と比較すると、デフォルトにおける年会費の負担額は最も少ないと言えます。
PASMOが使えるお店
PASMOにチャージした電子マネーは、駅構内にある店舗や自販機の他、街の対応店舗にて使うことができます。
加盟店は主に、以下の鉄道会社の沿線にありますのでチェックしてみてください。
- 小田急電鉄株式会社
- 京王電鉄株式会社
- 京成電鉄株式会社
- 京浜急行電鉄株式会社
- 相模鉄道株式会社
- 首都圏新都市鉄道株式会社
- 西武鉄道株式会社
- 東京急行電鉄株式会社
- 東京地下鉄株式会社
- 東京都交通局
- 東武鉄道株式会社
なお、首都圏においてはSuicaが利用できる店舗でもPASMOを利用することができます。
Suicaとの違い
Suicaと性質が似ているPASMOですが、つぶさにみていくといくつかの違いが見受けられます。
まず、ポイント制度についてですが、Suicaはお買い物によるポイントは貯まりますが、鉄道やバスなどの公共交通機関を利用することによるポイント加算はありません。
対してPASMOは、東京都交通局のポイントサービス「ToKoPo」を活用してポイントを貯めることができます。都営を頻繁に利用する方であれば、SuicaよりもPASMOの方がロングランで見るとお得かもしれませんね。
他にもSuicaにはなく、PASMOにはあるメリットとして、防犯メール配信サービスが挙げられます。
これは東急電鉄と小田急電鉄が実施しており、小児用PASMO、記名式PASMO、PASMO定期券が対象となりますが、駅の自動改札機をPASMOでタッチすると、「○○駅を入場されました」といった通過情報がメール配信されるというもの。
子供が一人で電車に乗る機会が多い場合、SuicaよりもPASMOの方が安心感は強いと言えます。
続いて逆に、PASMOにはなく、Suicaにはある特徴としてはモバイルSuicaがあります。PASMOはモバイル対応していないので、新しくカードを持つのは避けたいという場合においては、Suicaに軍配が上がります。
最後にオートチャージの金額の違いについて記載をしておきます。
Suica
初期設定は残高1,000円以下で3,000円のオートチャージ。
残高およびオートチャージされる額は、1,000円〜10,000円の間で自由に設定可能。単位は1,000円ずつで、1日20,000円のチャージが上限です。
PASMO
初期設定は残高2,000円以下で3,000円のオートチャージ。
残高およびオートチャージされる額は、1,000円〜10,000円の間で自由に設定可能。単位は1,000円ずつで、1日10,000円、一ヶ月50,000円までチャージができます。
ICOCA
ICOCAはJR西日本が発行しているICカード乗車券。JR西日本以外でも、一部の近鉄(近畿日本鉄道)や京阪(京阪電気鉄道)、JR四国の路線で使うことができます。
マスコットキャラクターは「カモノハシのイコちゃん」で関西弁を話します。ICOCAの名称は関西方言の行こかをかけているとか。そんなICOCAカードですが、どのような特徴があるのでしょう。
ICOCAの購入方法
ICOCAを購入する方法としては大きく分けて3種類。
場所によって購入できるICOCAの種類が異なるので、ICOCAの種類とともに把握しておきましょう。
券売機で購入する
券売機で購入できるのはおとな用ICOCAというカード。
こちらは個人情報の登録が必要なく、大人運賃で計算される最もシンプルなICOCAです。1枚2,000円(デポジット500円、運賃として使えるのは1,500円)で購入できますが、紛失した場合は再発行ができないので注意が必要です。
券売機においてはその他のこどもICOCAやSMART ICOCA、定期券タイプのICOCAを購入することはできません。
みどりの窓口で購入する
みどりの窓口ではおとなICOCA、こどもICOCA、各種定期券を購入することができます。
対象となるのは、JR西日本のICOCAエリア、近畿圏・岡山・広島・山陰・香川などの駅にあるみどりの窓口です。
なお、こどもICOCAを購入する場合は、12歳以下であることを証明できる保険証やパスポートなどの書類が必要となります。
インターネットで購入する
インターネットのJRおでかけネットでは、SMART ICOCAを購入することができます。
こちらはクレジットカードからのチャージ設定が必要となるため、本人名義のクレジットカードを所持している方のみ、申し込むことができます。
各駅で配布しているSMART ICOCA入会申込書や、大阪駅のサービスカウンターでも入会できるため、インターネットが苦手な方はこちらを活用しましょう。
なお、こどもICOCAやSMART ICOCA、定期券を紛失してしまった場合、再発行は可能ですが、カードの種類によっては再発行手数料とデポジットを合わせて1,010円が必要となります。
また、不正に利用された金額については補償がないため、盗難や紛失には注意が必要です。
ICOCAが使える店舗
電子マネーとしてICOCAが利用できる主な店舗については以下の通りです。
- ローソン(ICOCAエリア内店舗)
- ファミリーマート(ICOCAエリア内店舗)
- デイリーヤマザキ(ICOCAエリア内店舗)
- ミニストップ(近畿地区店舗)
- サークルKサンクス(JR西日本エリア)※広島県の一部は除く
- セブンイレブン(JR西日本エリア)
- ビックカメラ(なんば店・JR京都駅前店・岡山駅前店・ベスト広島店)
- ICOCAエリアのイオン系列店(ジャスコ・サティ・ビブレなど)
- 洋服の青山
- 松屋(ICOCAエリア店舗)
- ジェイアール京都伊勢丹
- 京都駅前地下街
- ポルタ
- メディオ新大阪
- デイリーイン
- ハートイン
- キヨスク
ICOCAで新幹線には乗れない
ICOCAは西日本エリアの鉄道であればどこでも使用できるイメージがありますが、新幹線での移動については例外です。
いずれのICOCAに関してもこれは同様で、新幹線を利用する場合は別途、乗車券及び特急券を購入する必要があります。したがって、出張が頻繁にある会社員の方にとっては少々不便かもしれません。
ICOCA機能付きのクレジットカードはない
前述のSuicaやPASMOとは異なり、ICOCA機能がついたクレジットカードは現在のところ発行されていません。
クレジットチャージをする場合はSMART ICOCAのみが対応しており、カードもICOCAとクレジットカードの2枚を別で持つ必要があります。
少々手間ではありますが、クレジットチャージによるポイント加算を狙うのであれば、カードの2枚持ちをするしかなさそうです。
SMART ICOCAではJ-WESTポイントが貯まる
SMART ICOCA利用額の0.5%がJ WESTポイントとして貯まり、貯まったポイントはSMART ICOCAにチャージできる他、JR西日本ならではの商品や特典などに交換することもできます。
イトーヨーカドーやアリコ、ロフトやクロネコヤマトなどでICOCA払いをしてもポイントが貯まるので、これらの店舗での支払いにはICOCAを使うと良いでしょう。
ICOCAでポイント二重取りができるクレジットカード
さて、いよいよ最もお得にICOCAを活用できる情報です。
やはりクレジットカードのチャージによる二重取りは節約における必須事項と言えますね。SMART ICOCAと相性の良いクレジットカードは以下の通りです。
J-WESTカード
1,000円の利用毎に5ポイントのJ-WESTポイントを獲得できるJ-WESTカード。
SMART ICOCAへのチャージと併用すれば、ポイントの二重取りができ、0.5%の通常還元率が1%になります。
その他、エクスプレス予約を活用すれば、新幹線の片道が2,450円以上お得になるといった特典もあるので、新幹線を頻繁に使う方には非常にお得な一枚。ちなみに年会費は1,080円。
楽天カード
楽天系列の店舗やサービスを普段使いしている方にオススメ。
基本還元率は1%と非常に優秀で、年会費も無料なのが嬉しいポイントと言えます。
もちろんSMART ICOCAへのチャージでも1%の還元を受けることができる他、入会キャンペーンを上手く活用すれば、一気に数千ポイントを稼ぐことも可能。
リクルートカード
リクルートカードで貯まったポイントは、じゃらんやホットペッパー系列における利用の他、Pontaポイントへの交換にも使えます。
何といってもその魅力は1.2%の基本還元率を誇りつつも年会費が無料であることでしょう。他の電子マネーへのチャージも可能なので、非常に使い勝手の良い優秀なクレジットカードです。
PiTaPa
PiTaPaはスルっとKANSAI協議会が展開している電子マネー。乗車カードとしては、近畿地方・東海地方・北陸地方の一部および岡山県などの鉄道やバス事業者が導入しています。
ちなみにPiTaPaのシンボルキャラクターとしては、忍者のぴたまるが採用されています。
PiTaPaの購入方法
PiTaPaは大きく分けて2種類。PiTaPaのみの機能が含まれているPiTaPaベーシックカードと、各提携先の特典も付随しているPiTaPa提携カードです。
まずは、ベーシックカードの作成方法についてみていきましょう。
入会申込書を郵送する
PiTaPaを利用することのできるエリア内の各駅にて、申込書を受け取ることができます。そちらに必要事項を記入し、郵送すればおおよそ3〜4週間ほどで自宅に届きます。
なお、駅に出向くことができない場合は、コールセンターに電話することで申込書を郵送してもらうことも可能です。
インターネットで申し込む
3〜4週間も待てない!という方にはこちらの方がオススメです。
当日発行とまではいきませんが、オンラインの場合は最短2週間程度で手元にカードが届きます。必要事項の入力に必要な時間はおおよそ10分程度。
ちなみにPiTaPaの支払いは後日、銀行引き落としとなるため、引き落とし用の銀行口座情報を準備しておくようにしましょう。
いずれの場合にしてもPiTaPaにはデポジットがなく、購入費用も入会金もありません。ただし、1年間何も利用がない場合は1,000円(税別)の維持管理料が発生するので注意が必要です。
後払いじゃないPiTaPaもある
後払いだと使いすぎるのが怖い…という方もいることでしょう。
そんなあなたには後払いではないタイプのPiTaPaをご紹介しておきます。こちらは保証金預託制PiTaPaカードといって、1ヶ月に利用する分を1万円〜5万円の間(1万円単位)で設定し、その設定額の4倍の金額をあらかじめ保証金として所定の口座に入金しておくというものです。
電車やバスなどの利用のみの適用となりますが、むやみに使いすぎる心配がないという点はメリットと言えるでしょう。
クレジット一体型として発行する
クレジットカードにPiTaPaの機能を付随させて発行することもできます。
PiTaPaのみのカードとは異なり、ポイントや特典がついたり、クレジットカードの補償を受けられるなどの安心感があるため、クレジットカードの発行に抵抗がない方は、こちらの方が享受できる恩恵は大きいでしょう。
ちなみにPiTaPaの場合、どのクレジットカードを選んでもそこまで大きなメリットの差はありません。したがって、普段から利用している路線の会社のカードを素直に選ぶと良いでしょう。
PiTaPaが使えるお店
それでは以下に、PiTaPaを電子マネーとして活用できる主なお店を記載していきます。
- asnas
- アンスリー
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- ローソン
- 阪急百貨店
- 阪神百貨店
- 阪急三番街
- HEP FIVE
- グランフロント大阪
- NU茶屋町
- ハービスPLAZA
- なんばパークス
- 阪急西宮ガーデンズ
- 阪急OASIS
- イズミヤ
- 成城石井(関西地区店舗)
- フレッズカフェ
- 紀伊国屋書店(関西地区店舗)
- 丸善ジュンク堂書店(関西地区店舗)
- ヨドバシカメラ(京都・大阪)
- ジョーシン
- ココカラファイン(関西地区店舗)
PiTaPaは即日発行ができない
最初の項でお気付きかとは思いますが、PiTaPaのデメリットとして、即日発行できないことが挙げられます。
早くてオンラインで2週間程度、郵送手続きであれば1ヶ月近くかかってしまうので、急ぎでICカードを発行したいとなるとPiTaPaはオススメできません。
ただし、通常は必要なことがほとんどであるデポジットがかからず、無料で発行できるのは素敵なポイントです。PiTaPaは期間に余裕を持って発行したいですね。
PiTaPaは基本、後払い方式
先ほどまでに紹介してきたICカードとは異なり、PiTaPaは基本的に後払い式のカードであることを改めて強調しておきます。発行までに最低2週間程度の期間を要し、審査もあるのが特徴。
クレジットカードを連携させるか否かを選択することができますが、きちんとお金の管理をしておかなければ、使いすぎてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。
万が一審査に落ちてしまった場合でも、前述の保証金預託制PiTaPaカードを持つことは可能です。
全国相互利用はできるが、電子マネーは非対応
関西圏のみならず、様々な地域に出張や旅行で出かける方にとって、デメリットとなってしまうのがこちら。
他のICカードは改札の通過のみならず、電子マネーとしても共通化されている一方で、PiTaPaだけが電子マネーの全国相互利用に対応していないのです。
PiTaPaでPiTaPa以外のエリアで買い物することができないだけでなく、他のICカードを用いても、PiTaPaエリアにおいては電子マネーが使えないのは少々不便ですね。
PiTaPaは利用額割引がお得
PiTaPaのメリットとして大きいのが利用額割引というシステム。
他のICカードでは乗車料金が割引になるといったメリットは見られませんが、PiTaPaは以下の通り、各路線において所定の割引を受けることができるのです。
大阪市営交通
大阪市営地下鉄・ニュートラム・バスなどにおいて、一般の方は10%オフ、学生の方は20%オフの料金で利用することができます。
上限金額は1万円まで。なお、学生の方と65歳以上の方に関しては、事前に登録が必要となります。
阪急電鉄
1ヶ月以内に同一車線の同一運賃区間を11回以上利用すると割引が適用されます。11回以上だと10%オフ、31回以上になると15%のオフです。
すべてのPiTaPaエリア
頻繁に利用する1区間を事前に登録しておくことで区間指定割引運賃が適用となります。
マイスタイル
よく利用する2つの駅を事前に登録しておきます。こうすることで、その区間内における運賃は、6ヶ月定期の1ヶ月分が上限となります。
利用する回数が多い月は定期と同額となり、利用が少ない月に関しては利用した分だけの金額となるので出費を最小限におさえることができます。
ICOCAとPiTaPaの選び方
関西在住の方であれば、ICOCAとPiTaPaのどちらを選べば良いか悩むかもしれません。
もちろん、その方の生活スタイルによって正解は異なるため、決断するための考え方を示しておきました。以下、ご参照ください。
ICOCAのメリット
PiTaPaと比較した際に、ICOCAの強みと言えるのがまず、即日発行が可能な点です。クレジットカードとの紐付けも必要なく、審査を通すこともないので、ストレスフリーでサクっと発行できます。
また、電子マネーが全国で使える点も忘れてはいけません。関西圏を越えて活動をする方であれば、こちらに軍配が上がるかもしれませんね。
PiTaPaのメリット
PiTaPaの強みはやはり、大阪市営をはじめとする各路線において割引を受けられること。
特に、公共交通機関を頻繁に利用する方にとっては、その恩恵を最大限に享受することができます。
また、後払い+自動オートチャージは利便性が高いという見方もできます。お金の管理が上手な方にとっては、後払いでも特に問題はないですもんね。
manaca
manacaは名古屋交通開発機構とエムアイシーが発行し、名鉄(名古屋鉄道)、名鉄バス、豊橋鉄道、愛知高速交通、名古屋市交通局、名古屋臨海高速鉄道、名古屋ガイドウェイバスが発売するICカード。
愛知環状鉄道に関しても、2019年の春を目処にICの導入が計画されています。
ちなみにmanacaという名称の由来は「日本の真ん中をつなぎ、くらしの真ん中をつなぐICカード」です。
manacaの購入方法
manacaには記名式と無記名式、小児用や割引用といったタイプがあり、購入方法によって手に入る種類が異なります。それぞれの購入方法をみていきましょう。
券売機で購入する
名古屋市交通局圏内に設置されているmanaca対応券売機にて購入することができます。
販売価格は2,000円(デポジット500円、チャージ1,500円)で、購入できる種類については以下の通りです。
- 地下鉄の券売機:記名式・無記名式
- 名鉄の券売機:無記名式
サービスセンターで購入する
機械操作が苦手な方にはサービスセンターがオススメ。
名古屋・栄・金山の各駅には交通局サービスセンターなるものがあり、担当係員とコミュニケーションを取りながら発行できる上、全種類のmanacaを購入することができます。
小児用manacaの場合は健康保険証やパスポート、割引用manacaの場合は身体障害者手帳などの書類が必要となるため、忘れずに準備していきましょう。
駅長室で購入する
駅情報コーナーとして、名古屋地下鉄には地下鉄駅長室があり、こちらでも全種類のmanacaを購入できます。
※上小田井駅・上飯田駅では割引用manacaは購入できません。
改札窓口/市バスセンターで購入する
地下鉄の改札窓口では無記名式manacaを、名鉄の改札窓口なら記名式・無記名式のどちらでも購入することができます。
また、市バスの車内や営業所でも購入できますが、特に市バスの車内で購入する際は、他の乗客の迷惑にならないように、できるだけお釣りが発生しないように支払うなどの配慮をしたいですね。
manacaが使えるお店
manacaは主に、manacaエリア内の駅ナカや市バス沿線の各店舗において、電子マネーとしても活用することができます。その一部を紹介しておきましょう。
- サークルKミニ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ドトールコーヒー
- ヴィドフランス
- ラフィネ
- てもみん
- ミスタードーナツ
- カルディコーヒーファーム
- パステルデザート
- えいこくや
- モスバーガー
- ドラッグユタカ
- マツモトキヨシ
- ダイソー
- 無印良品
- ホワイト急便
- アピタ
- 神戸屋
- かつ雅
- サブウェイ
地下鉄〜市バスの乗り継ぎで割引
manacaでは、名古屋市交通局の市バスと市バス、あるいは市バスと地下鉄など2つの交通機関を90分以内で乗り継いだ場合、割引を受けることができます。
2回目の乗車で大人用では80円、子供用では40円の割引となり、現金で切符を買って乗り継ぐよりもお得となるので、ぜひ活用していきましょう。
独自のマイレージが貯まる
manacaには、電車やバスを利用するたびにマイレージが貯まるという他のICカードにはない独自のマイレージがあります。
マイレージポイントは、株式会社名古屋交通開発機構と株式会社エムアイシーのどちらが発行しているものでも貯めることができます。
貯まったマイレージポイントは、manacaの取り扱い窓口や券売機、チャージ機などで還元し、電車やバスを利用する際に使うことができます。
定期券を利用することなく、毎月2,000円以上名古屋で電車やバスを使うのであれば、manacaを持つメリットは大きいと言えましょう。
「名鉄たまるん」でもポイントが貯まる
manacaではマイレージの他に、「名鉄たまるん」という独自のポイントサービスもあります。
「名鉄たまるん」の加盟店において、株式会社エムアイシーが発行している記名式manacaを使って買い物をすると、ポイントが貯まっていきます。
「名鉄たまるん」の加盟店はコンビニやスーパー、百貨店に書店、ビックカメラなど様々です。200円ごとに1ポイントが加算され、1,000ポイントでチャージ券との交換を申請することができます。
発行会社によるmanacaの違い
manacaを発行しているのは、株式会社名古屋交通開発機構と株式会社エムアイシーの2社です。両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
大きな違いとしては、株式会社名古屋交通開発機構が発行しているmanacaには、障害を持っている人を対象にした「割引manaca」があること。
そして、株式会社エムアイシーが発行しているmanacaには、前述の「名鉄たまるん」のポイント制度が付与されているということです。
電車やバスの利用、定期券の利用、電子マネーとしての機能や乗り継ぎによる割引に関しては、どちらのmanacaを選んでも同じようにできます。
manacaの電子マネーを使って頻繁に買い物をする方であれば、「名鉄たまるん」ポイントを貯めることができる株式会社エムアイシーの方を選んでもいいかもしれませんね。
SUGOCA
SUGOCAはJR九州が2009年に導入したICカード。
キャラクターとしては、カエルくんと時計くんの組み合わせが採用されています。ロゴは黒色で、「SUGOCA」という文字のOの右側と、続くCの色を白に反転させることでICカードであることを示しているというもの。
2010年の2月には、JR系ICカードとしては初めて、クレジットカード機能とは無関係に付与される「SUGOCAポイント」を導入したという経緯もあります。
SUGOCAの購入方法
まず、SUGOCAには大きく分けて5種類のカードがあります。購入場所によって手に入るカードは異なるのでまずはここをおさえておきましょう。
- SUGOCA乗車券(無記名式)
- SUGOCA乗車券(記名式)
- SUGOCA定期券
- SUGOCA特急定期券
- 小児用乗車券
自動改札機で購入する場合は無記名式のSUGOCAを購入することができます。
記名式や定期券、特急定期券を購入するとなると、みどりの窓口にて手続きをする必要があります。また、小児用乗車券を発券する場合、本人の健康保険証やパスポートが求められますので準備をしていきましょう。
販売価格は2,000円(デポジット500円・チャージ1,500円)で、クレジットカードで購入することも可能です。
他のICカードと同様、無記名式の場合は再発行ができませんが、記名式の場合は紛失した場合でも再発行をすることができます。
また、SUGOCAをクレジットカード一体型として発行することも可能です。オススメのクレジットカードについては後ほどまとめて解説します。
SUGOCAが使えるお店
九州を主なエリアとして網羅するSUGOCAですが、電子マネーとして活用できる店舗にはどのようなものがあるのでしょうか?
- サークルKサンクス
- セブンイレブン
- デイリーヤマザキ
- ファミリーマート
- ポプラ
- ミニストップ
- ローソン
- アミュプラザ
- えきマチ
- イオン
- マックスバリュ
- コメダコーヒー
- すかいらーくグループ
- マクドナルド
- 松屋フーズ
- モスバーガー
- リンガーハット
- キオスク
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- ドラッグイレブン
- TSUTAYA
- ラウンドワン
- ヤマト運輸
SUGOCAポイントサービスでお得
JR九州エリアの電車を利用したり、SUGOCAポイント加盟店において買い物をしたりすると、SUGOCAポイントが加算されていきます。
貯まったポイントは再びSUGOCAに充当して使うことができます。
主なポイント獲得方法は以下の通りです。
- JR九州エリアおよび、筑肥線内での乗車(1%還元)
- 自由特急券を購入する(5%還元)
- 電子マネーで買い物をする(加盟店ごとの還元率に応じてポイント付与)
- 特定エリアにおける乗車
JR筑肥線・唐津線の各駅入場→福岡市地下鉄出場、もしくは逆ルートの入出場でも区間にかかわらず10ポイント加算。
注意点としては、SUGOCAポイントの有効期限が、ポイントを獲得した日の翌年3月末までであることです。期限切れにしてしまってはせっかく貯めたポイントが無駄になってしまうので、忘れずに交換しておきましょう。
オートチャージ機能を付随させることもできる
SUGOCAはクレジットカードと連携させることにより、オートチャージ機能を付けることができます。
金額は自分で設定することができ、JR九州エリア内における移動に関しては、手動でチャージする必要がないため、便利な機能と言えるでしょう。
エリア外における利用がかさんだ場合は、現地にて現金チャージをすることになります。
SUGOCA対応のクレジットカード
さて、気になるSUGOCAに対応しているクレジットカードですが、どのような種類があるのでしょうか?
ここでは3枚紹介しますので、1枚ずつその詳細をみていくことにしましょう。
JR SUGOCA
まず最初に紹介するのがJR九州の公式クレジットカード。
基本の還元率としては200円の利用ごとに1ポイントですが、JR博多シティや博多阪急においてはポイントが4倍。
JR博多シティ、博多デイトス、アミュプラザ博多においては5%オフ(飲食・食料品・書籍など一部の店舗については3%)で買い物をすることができます。
気になる年会費ですが、1年目は無料。2年目に関しても年1回以上の利用で無料(利用がなければ1,250円+税)となるため、そこまでハードルは高くなく、オススメの1枚と言えます。
JMB JQ SUGOCA
年会費、ポイント還元に関しては先ほどのJR SUGOCAと全く同条件です。
こちらはJR SUGOCAにJALマイレージバンクの機能が加わったものと考えていただければイメージがしやすいかと思います。
JCBブランドを選択できるというのも違いの一つで、同じ年会費であるのにスペックはこちらの方が高いため、JALマイレージバンクの機能が必要な方はこちらを選ぶと良いでしょう。
イオンSUGOCAカード
最後に紹介するのがイオンSUGOCAカードです。
200円につき1ポイントが付与されるのは他の2枚と同様ですが、他の2枚がJQポイントとして付与されるのに対し、イオンSUGOCAカードはときめきポイントとしての付与となります。
ときめきポイントは電子マネーのWAONなどに充当できるため、イオン系列を普段使いしている方にとってはオススメと言えます。また、その名の通り、イオングループにおける買い物に強く、以下のような特典が得られます。
- イオングループの店舗でクレジット払いするとポイント2倍
- 毎月10日は利用店舗にかかわらずポイント2倍
- 毎月20日・30日の「お客様感謝デー」では、5%オフで買い物可能
まさにイオン系列で買い物がしたくなるクレジットカードですね。
また、一度も利用していなくても年会費は常に無料なので、年会費無料にこだわる方は、こちらがオススメかもしれません。
nimoca
nimocaは西鉄(西日本鉄道)の完全子会社である株式会社ニモカなどが発行しているICカード。通常のnimocaの他、企業や団体などが記念カードやイベントカードとして制作することが目的とされたデザインnimocaがあります。
こちらは500枚以上の単位での申し込みとなり、表面には任意のデザインを施すことができることも特徴の一つです。
nimocaの購入方法
まずはnimocaの種類を理解しておきましょう。
- nimoca(会員登録不要)
- スターnimoca(会員登録必要)
- 小児用nimoca
- 障害者用nimoca
- クレジットnimoca
- マイル交換対象カード
- 銀行提携クレジットnimoca
- デビットnimoca
まず、会員登録不要のnimocaについては券売機やバスの車内、バスセンター、駅窓口、営業所など幅広い箇所において購入することができます。
これが会員登録が必要なスターnimoca、小児用nimoca、障害者用nimocaとなると購入できる場所が営業所やバスセンターなどに限られてきます。
いずれにしても購入費用は2,000円(デポジット500円・チャージ1,500円)で、バスや電車でポイントが付与されることは共通です。
なお、加盟店における買い物でポイントがつき、紛失しても再発行ができるのはスターnimocaだけの特典となります。
クレジットnimocaは名前の通り、クレジットカード一体型のnimocaですね。クレディセゾンやJCB、三井住友カードや三菱UFJニコスといったクレジット提携会社にて申し込みをする必要があります。
マイル交換対象カードについては、以下の通りです。
- FFGカードへの申し込みでJMBnimocaを発行可能
- 三井住友カードへの申し込みでANA VISA nimocaを発行可能
銀行提携クレジットカードについては以下の通り。
- 西日本シティ銀行への申し込みでオールインワンnimoca(ゴールド)を発行可能
- 佐賀銀行への申し込みでmoteca-de-nimoca(ゴールド)を発行可能
- 北九州銀行への申し込みでYM CARD nimoca(ゴールド)を発行可能
- 福岡銀行・熊本銀行への申し込みでアレコレnimoca(ゴールド)を発行可能
- 福岡中央銀行への申し込みでMUSBOnimoca(ゴールド)を発行可能
- 宮崎太陽銀行への申し込みでtaiyo patona nimoca(ゴールド)を発行可能
また、デビットカードについては、福岡銀行への申し込みで、Debit+nimoca(ゴールド)を発行することができます。
nimocaが使えるお店
福岡・大分・熊本・佐賀・宮崎・函館などの地域を主要エリアとするnimocaですが、電子マネーとしては、どのような店舗で使えるのでしょうか?
- ローソン
- SORAShop
- 大丸
- 博多大丸
- ジョイント
- スピナ
- にしてつストア
- レガネット
- 大賀薬局
- くすりのハッピー
- 新生堂薬局
- そうごう薬局
- ソラリアステージ
- ソラリアプラザ
- TSUTAYA
- 快活クラブ
- サンマルクカフェ
- タリーズコーヒー
- スターバックス
- ドトールコーヒー
- ミスタードーナツ
nimocaでポイントを貯める方法
通常のnimocaであれば電車とバスの利用で、スターnimocaであれば電車およびバスの利用に加え、加盟店におけるお買い物でもポイントが貯まります。
電車やバスの乗車によって貯まるポイントは「カードポイント」と呼ばれており、駅の券売機やバスの車内において交換することができます。
ただし、定期券の利用ではカードポイントは貯まらず、ポイントの付与はあくまでも電子マネーとして利用した場合に限ります。
定期券と比較するとお得度は低いですが、乗る区間は決まっておらず、頻繁に電車やバスを利用する方にとってはメリットがあると言えます。
一方、買い物で貯まるポイントは「センターポイント」と呼ばれており、利用した翌日以降にポイントが反映されます。
こちらのセンターポイントは、駅窓口や定期券発売所、バス営業所やポイント交換機において電子マネーと交換ができます。ちなみにカードポイント、センターポイント共に1ポイント1円で交換となります。
なお、付与されるポイントは、利用する交通機関や頻度によって異なります。たとえば、電車の乗車によって獲得できるポイントは以下の通りです。
- 月に1回〜20回までの乗車(1%)
- 月に21回〜40回までの乗車(2%)
- 月に41回以上の乗車(3%)
また、バスの場合は以下のようになります。
- 固定ポイント(2%もしくは5%)+ボーナスポイント
固定ポイントは利用するバス会社によって異なりますが、2%か5%が付与されます。ボーナスポイントは2,000円の利用ごとに50ポイントが加算されます。
買い物で貯まるポイントについてですが、スターnimocaもしくはクレジットnimocaの場合、電子マネーによる支払いだけでなく、現金やクレジットによる支払いにおいてもポイントを獲得することができます。おおよそ、210円につき、1ポイントが加算されます。
やっぱり貯めるならクレジットnimoca
クレジット機能付きのnimocaであれば、オートチャージ機能が付随されています。このオートチャージを使って、より効率よくポイントを貯めることができるのです。
クレジットによるポイントは、1,000円につき3ポイントなので、5,000円のチャージをすれば15ポイントが貯まることになります。
また、クレジット払いで買い物をすれば、nimocaの加盟店が付けるポイントに加え、利用金額に応じて貯まるポイントも同時にゲットすることができますよ。
電子マネーのように使えるおすすめプリペイドカード
さて、これまで各地域におけるICカードを紹介してきましたが、ここからは電子マネーのように使えるオススメのプリペイドカードについてお話を進めていきます。
プリペイドなのでもちろん審査はなく、クレジットカードの発行が出来なかった方でも気軽に持つことができ、使いすぎる心配もないというのが大きなメリットですね。
なお、ここで紹介していくプリペイドカードの基本共通項として、ガソリンスタンドや高速料金の他、毎月支払いが発生しうる公共料金などの費用の決済に使うことはできないことを記載しておきます。
LINE Pay カード
LINEキャラクターのお財布カードを無料で発行できるLINE Payカード。
LINEといえば今や知らない方の方が少ないほどの人気アプリですよね。
LINE Payカードの大きな特徴としては、相手の銀行口座を把握していなくても送金ができるサービスです。その他にも幅広い使い方ができるLINE Payカードの真相に迫っていきましょう。
LINE Pay カードの作り方
LINE PayカードはLINEアプリから入手します。
手続きは非常にシンプル。バラエティ豊かなデザインから好きなものを選び、必要事項を入力するだけです。
カードが自宅に届くまでにかかる日数は1〜2週間程度。お気に入りのデザインが入ったカードだと余計に待ち遠しいですね。
LINE Payが使えるお店
非常にお手軽に発行できるLINE Pay カードですが、どのようなお店で使うことができるのでしょうか?
下記に示しているのは一例ですが、国内外JCB加盟店の約3,000万店舗において利用できますよ。
- ローソン
- サークルKサンクス
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- デイリー
- ツルハドラッグ
- ZOZOTOWN
- Groupon
- HMV ONLINE
- LINE STORE
- AOKI
- イトーヨーカドー
- エディオン
- 小田急百貨店
- GEO
- ココカラファイン
- ジョーシン
- 大丸
- ビックカメラ
- ブックファースト
- 松坂屋
年会費無料でポイント還元率2%
まずLINE Payカードの魅力に関して声を大にして言いたいのがこちら。
年会費無料で発行できるのにもかかわらず、なんと2%もの還元率を誇っているのです。そこいらのクレジットカードより良い還元率ですよね。
貯まったLINEポイントは、1ポイント1円として換算され、LINEストア内でスタンプや着せ替えを購入できる他、LINEコイン、amazonギフト券、Pontaポイントへの交換や、各種ギフト商品にも利用することができます。
また、1,000ポイントが貯まればLINE Payカードの残高に交換でき、再び様々な用途に当てられるので使い勝手も良いといえます。
LINE Payでラクラク送金
LINE Payは、LINEのユーザー間における送金や、提携サービス・店舗に対する決済を簡単に行うことができるモバイル送金・決済サービスです。
ユーザー間の送金については、相手の銀行口座を知らなくてもスムーズに送金でき、非常に便利なサービスといえます。ちなみに実際に送金手続きを行うには、本人確認を済ませておく必要があります。
LINEショッピングでネット通販がお得
2017年6月よりLINEショッピングが開始となり、楽天市場、Yahoo!ショッピング、セブンネットショッピング、GAP、アシックスなどのネット通販の商品を購入できるようになりました。
まず、LINEショッピングを経由して買い物することで、購入額の最大20%のLINEポイントが付与されます。複数買い物をする場合は、都度LINEショッピングを経由する必要があるので忘れないようにしましょう。
また、楽天市場では楽天スーパーポイント、Yahoo!ショッピングではTポイントが貯まるなど、各店舗における固有のポイントは別で貯まるので、ポイントの二重取りが可能なのです。
さらには、LINEショッピングを経由し、共通ポイントが貯まるショップにおいてLINE Payカードによる決済をすれば、ポイントの三重取りまでもができてしまいます。
たとえば、楽天市場やYahoo!ショッピングの場合、LINEショッピングのボーナス1%、楽天スーパーポイントかもしくはTポイントで1%、そしてLINE Payカードによる決済で2%が付くので合計4%の還元となります。
LINE Payカードのデメリット
さて、当然ではありますが、メリットばかりというわけでもありません。デメリットについてもしっかりと理解を深めた上で、活用していくようにしましょう。
利用明細の閲覧方法がLINEのみ
他の国際ブランド搭載のプリペイドカードとは異なり、LINE Payカードの利用明細は、LINEでしか確認することができません。
今後、CSVやPDFなどで出力できるようになれば一層便利になることでしょう。
チャージできる銀行が少ない
LINE Payを活用するには、カードにチャージされている必要がありますが、チャージできる銀行が少ないのが難点。
ちなみに地銀以外では、以下の銀行が対象となります。
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ジャパンネット銀行
今のところゆうちょ銀行や楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行などの人気のネット銀行を使うことはできないので少々不便ですね。
まだまだ拡大されることを期待しておきましょう。
補償は原則10万円まで
LINE Payカードは不正利用に対する補償もついていますが、原則10万円までとなっています。
万が一、10万円以上の被害を被ったとしても、クレジットカードのように補償はされません。
WebMoney Card
Webmoney Cardは、WebmoneyをMasterCardとして使うことのできるカードです。
Webmoneyが適用できない店舗でも、Mastercardの加盟店であれば、一部の例外を除き、使用することができるのです。
大きく分けて、本人確認が必要なWebmoney Cardと、本人確認が必要ないWebmoney Card Liteの2種類があります。早速、その詳細をみていきましょう。
Webmoney Cardの作り方
Webmoney CardはiOSかもしくはAndroidのアプリ内からしか申し込みができません。
申し込みの方法はシンプル。Webmoney Cardか、Webmoney Card Liteのいずれかを選択し、必要事項を記載していくだけです。
両者の大きな違いは本人名義か否かということ。前者なら本人名義のカードとなりますが、後者の場合はWebmoney Userという名義になります。
また、Liteの方だとMastercardとして決済する上での制限があるのも特徴です。ちなみに申し込み手続きを済ませてから、おおよそ1週間程度でカードが届きます。
Webmoney Cardが使えるお店
Webmoney Cardは各種オンラインゲームで利用できる他、以下のような店舗や、Mastercard加盟店において使用することができますよ。
- WebMoney PINCOM
- 大阪王将公式通販
- UKFC ONLINE STORE
- ムビチケ
- GARSON WEB DIRECT
- WARIBIKI-Online
- ココス
- 天然石アクセサリーAmy
- WebMoney ABCD by eBookJapan
- Pro-coffeeShop Yacuri
Webmoneyカードケースでお得
app storeやGoogle Playで無料で取得できるアプリ「Webmoneyカードケース」を活用すれば、Webmoneyを使えば使うほど還元率が高くなるという特典を受けることができます。
たとえば、WebmoneyカードとWebmoneyの年間利用額が99万円に及ぶと、約2%の19,899円が還元されます。
また、アプリは家計簿代わりに活用することができ、カードを持つ必要もなくなるので管理が非常にスマート。Webmoneyを使う場合はぜひ、カードケースをダウンロードしてみてください。
有効期限が5年と長い
Webmoney Cardは有効期限が5年に設定されています。
1年程度しか有効期限がないプリペイドカードがある中で、5年というのはかなり寿命が長く、使おうと思った際に「有効期限が切れていた」といったことも減りそうですね。もちろん、Webmoney自体は電子マネーなので、有効期限はありません。
Webmoney Cardのデメリット
Webmoney Cardのチャージ限度額は10万円です。つまり、10万円以上の支払いにWebmoney Cardを使うことはできません。
たとえばポイントを一気にゲットするために、支払い額の大きな買い物を一括でしたいと思った際に、こうしたデメリットは響いてきます。
Webmoney Cardのように、チャージの上限が設けられているカードにおいては、徐々にポイントを貯めていくしかなさそうです。
dカード プリペイド
dカード プリペイドは2016年11月に登場したMasterブランド搭載のプリペイドカード。その名の通り、dポイントを貯めることのできるカードとなります。
12歳という低年齢から持つことのできるカードで、審査がなく、カード決済も可能です。年会費や発行手数料も一切かからないので、非常にお手軽に発行できるカードの一つではないでしょうか。
dカードプリペイドの作り方
dカードプリペイドは店頭での発行は行なっていません。発行するには、dアカウントを準備した上で、dカードプリペイド専用ページから申し込みをし、配送されるのを待つという流れです。
ちなみにカードデザインはポインコキャラと通常版の2種類となります。
dカードプリペイドが使えるお店
dカードプリペイドは世界中のMasterブランド加盟店及び、iD加盟店で使うことができます。主な店舗にどのようなものがあるかをみていきましょう。
- asnas
- アンスリー
- サークルKサンクス
- セブンイレブン
- デイリー
- ファミリーマート
- ミニストップ
- ローソン
- ローソンストア100
- イトーヨーカドー
- イオン
- マックスバリュ
- まいばすけっと
- ガスト
- かっぱ寿司
- コメダコーヒー
- CoCo壱番屋
- すき家
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- 紀伊国屋書店
- TSUTAYA
- ブックオフ
- ブックファースト
- 丸善
- エディオン
- ジョーシン
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- 快活クラブ
- キリン堂
- ココカラファイン
- ツルハドラッグ
- マツモトキヨシ
- ダイソー
- ドンキホーテ
基本還元率は低めだが、ローソンにおいては真価を発揮
dカードプリペイドの基本還元率は0.5%と決して高くなく、普通に使う分には少し寂しい気もします。
そこでオススメしたいのが、ポイントの二重取りです。
dカードプリペイドには、dポイントカードとしての機能もあるので、dポイント加盟店でdカードプリペイドを提示した上で決済をすると、ポイントの二重取りが可能となり、還元率は1%〜1.5%にまで上がります。
さらにこれがローソンだと、後日約3%のキャッシュバックがあるため、ローソンでdカードプリペイドで支払った場合の還元率は4.5%にも及びます。
ローソンでお買い物をする際は、dカードプリペイドの提示を忘れないようにしたいですね。
dカードプリペイド経由でポイントが貯まる
dポイントに関わるカードは3種類あります。dポイントカード、dカード(クレジットカード)、dカードプリペイドです。
さて、ここでみていきたいのが還元率ですが、やはりクレジットカードであるdカードが最も高いという結果となっています(dカードプリペイドの2倍)。それでは、dカードを保持している方にとっては、dカードプリペイドを持つ意味はないのでしょうか?
実はこれがそうとも言えないのです。dカードプリペイドへのチャージの方法は現金とdポイントの2種類があるのですが、dポイントでチャージをすると、0.5%の還元が得られるのです。
たとえば貯まったdポイント1,000ポイントで買い物をするとします。ポイントで支払った場合、それに対しての還元は特にありませんよね。
ところが、この1,000ポイントを一度、dカードプリペイドにチャージするというステップを踏めば、0.5%の還元を得ることができるため、単にポイントを使って決済をするよりもお得になります。
有効期限が1年から10年へ
改定があったのは2017年4月とつい最近のことなのですが、もともと1年だった有効期限がなんと、一気に10年にまで伸びることとなりました。
なぜ一気にここまで変わったのかは定かではないですが、有効期限が長いに越したことはなく、ユーザーにとってはひたすらありがたいことですね。
10年もあれば、ほとんど有効期限を気にすることなく活用できそうです。
dカードプリペイドは基本還元率が低い
前述のように、dカードプリペイドの基本還元率は0.5%と正直高くはありません。
これをこのまま使っていては非常に勿体無いので、ポイントの二重取りやローソンでの活用、貯まったdポイントをdカードプリペイドにチャージするなどして、還元率の低さを補っていきましょう。
au WALLET プリペイドカード
au WALLET プリペイドカードは、従来auユーザーに対して設けていたauポイントに代わってWALLETポイントを採用し、現金やWALLETポイントをチャージできるようにしたプリペイドカードです。
システム構成については、ウェブマネー・クレディセゾンと協業の上、Mastercardプリペイド決済システムを搭載することで、リアル店舗における利用も可能になりました。
au WALLET プリペイドカードの作り方
au WALLET プリペイドカードはau WALLETサイトやアプリ、auショップなどから申し込みをすることができます。
もちろんプリペイドカードなので審査は不要ですし、年会費や発行手数料もかかりません。ちなみに対象となるのは、auの携帯電話、auひかり、auひかりちゅらを契約している個人の方です。
au WALLET プリペイドカードが使えるお店
au WALLET プリペイドカードは、Webmoney加盟店やMastercard加盟店において使うことができます。主なお店の一覧をみていきましょう。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- ミニストップ
- イオン
- マツモトキヨシ
- ガスト
- GEO
- イトーヨーカドー
- 紀伊国屋書店
- IDEMITSU
- amazon
チャージでポイントの二重取り
auかんたん決済かクレジットカードでau WALLET プリペイドカードにチャージすると、クレジットカードのポイントに、auウォレットの利用によるWALLETポイントが重なり、ポイントの二重取りをすることができます。
ちなみにクレジットによるチャージの対象となるのは、Mastercardのマークがついた全てのクレジットカード及び、VISAマークのついたクレディセゾン・UCカードが発行しているクレジットカードです。
auかんたん決済でオートチャージが可能
auかんたん決済を活用すれば、au WALLET プリペイドカードに対してオートチャージの設定をしておくことも可能です。残高がオートチャージで指定している金額未満になると自動でauかんたん決済にてチャージされます。
ここでポイントとなるのが、auかんたん決済の支払い方法をクレジットカードに指定しておけば、オートチャージでポイントが貯まっていくことです。
参考までに、auかんたん決済に適用できるクレジットカードを紹介しておきますね。
クレジットカード発行元 | 国際ブランド | ||
VISA | Mastercard | JCB | |
au WALLET クレジットカード | ○ | ○ | ー |
UCカード | ○ | ○ | ー |
MUFGカード | ○ | ○ | ー |
DCカード | ○ | ○ | ー |
NICOSカード | ○ | ○ | ー |
楽天カード | ○ | ○ | ○ |
イオンカード | ○ | ○ | ○ |
セゾンカード | ○ | ○ | ○ |
TS CUBICカード | ○ | ○ | ○ |
セディナカード | ○ | ○ | ○ |
ポイントアップ店でau WALLETポイントを上手に貯める
au WALLETプリペイドカードで買い物をすると、200円ごとに1ポイントが貯まるので基本還元率は0.5%です。
ポイントが貯まるカードとしては少し物足りなく思いますが、一部のポイントアップ店では1%〜3.5%が還元されるので積極的に活用していきましょう。
使い勝手がいい店舗としては、セブンイレブンやイトーヨーカドー、マツモトキヨシやスターバックス、紀伊国屋書店などがオススメですよ。
au WALLETプリペイドカードのデメリット
auユーザーの2人に1人が所有していると言われているau WALLETプリペイドカードですが、こちらのカードのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
チャージの限度額が10万円まで
au WALLETプリペイドカードのチャージ限度額は10万円です。つまり、10万円以上の商品を購入する際には決済をすることができません。
高額商品を購入する時は一気にポイントを獲得するチャンスでもあるのですが、こうしたチャンスを活かせないのがデメリットと言えますね。
紛失時の補償に「auスマートパス」が必要
au WALLETプリペイドカードには、10万円までの補償が設けられています。
ところが実際に、第三者の不正利用などで被害にあった場合には、auスマートパスが必要となり、これがないと補償を受けることができません。
ソフトバンクカード
ソフトバンクカードは、TカードとVISAの機能が一体化した便宜性の高いプリペイドカードです。
年会費や発行手数料がかからない上、審査もないことを考慮に入れると非常にハイスペックな一枚ではないでしょうか?
リアル店舗においても非常に幅広く提携店舗を抱えているTポイントが使う度に貯まるため、貯まったポイントも無駄なく活用できることでしょう。
ソフトバンクカードの作り方
ソフトバンクカードの発行方法は大きく分けて2つ。全国のソフトバンクショップ(一部店舗を除く)にて申し込みをするか、web上で申し込みをすることができます。
対面申し込みの場合、その場でカードを受け取ることができるため、すぐに使うことができます。
webでの申し込みの場合は、郵送でカードが届くので、実際に使えるようになるまでには少々期間が必要なことを覚えておきましょう。対象となるのは、ソフトバンク携帯を利用している12歳以上の方です。
ソフトバンクカードが使える店舗
ソフトバンクカードを活用すれば、Tポイント提携店において使ったり、ポイントを貯めたりすることもできます。対象となる主な店舗をみていきましょう。
- Yahoo!JAPAN
- ファミリーマート
- ウェルシア
- ソフトバンク
- ENEOS
- ガスト
- ドトールコーヒー
- エクセルシオールカフェ
- EDION
- 伊勢丹
- TSUTAYA
- 食べログ
もちろん、これらの店舗の他にも、VISA加盟店であればおおよその店舗で問題なく使うことができますよ。
還元率がお得なおまかせチャージは無料オプション
ソフトバンクカードのおまかせチャージは、他のプリペイドカードで言うところのオートチャージと似ています。
残高が一定以下になった場合だけでなく、残高不足になった場合についても決済が可能で、不足分は後日、指定口座より引き落としがかかるようになっています。
おまかせチャージのいいところは、通常の場合は0.5%のTポイントが還元されるところ、VISA加盟店であればTポイント付与率が2倍の1%になる点です。
Tポイント加盟店の還元率は0.5%のままですが、Tポイント加盟店かつVISA加盟店であれば1.5%の還元を得ることができるので非常にお得です。
ちなみに、ソフトバンクカード自体は、ソフトバンク携帯の利用者で12歳以上であれば持つことができますが、おまかせチャージは18歳以上(高校生を除く)の方が対象となり、審査が必要となります。
おトクデー!の活用で2.5%〜3%の還元
ソフトバンクカードを利用する上で見逃せないのが、おトクデー!と呼ばれているシステム。
各曜日ごとに対象の店舗で買い物をすると、通常0.5%の還元率がなんと5倍の2.5%にまで跳ね上がります。
以下の表を参考にし、普段の買い物を固定の曜日にしてしまえば、ザクザクポイントを貯めることができそうですね。
曜日 | 対象店舗 |
月曜日 | ウェルシア・ハックドラック・ダックス |
水曜日 | Yahoo!ショッピング・LOHACO |
木曜日 | ラウンドワン・SMT映画館(MOVIX・ピカデリー等) |
土曜日 | ENEOS(おまかせチャージのみ)・ニッポンレンタカー |
日曜日 | 出前館・情熱ホルモン・エノティカオンライン |
ちなみにENEOSにおけるおまかせチャージの場合、3%の還元となりますのでこちらもあわせて活用しましょう。
ソフトバンクユーザーなら最大16%還元のチャンス
ソフトバンクのユーザーであれば、Yahoo!ショッピングやLOHACO for softbankにおける買い物でいつでも10%のポイント還元を得ることができます。
さらにここへ、ソフトバンクカードの「おまかせチャージ」機能を加えれば、最大16%もの還元を得ることが可能です。
こうしたキャンペーンの類は、いつ終了するかわからないため、特に大きな買い物を予定している場合は、このチャンスを逃さないようにしたいものです。
TSUTAYA会員証としても機能
Tカードとしての機能が付随しているということは…
そう、ご明察。TSUTAYAの店頭で手続きさえすれば、ソフトバンクカードにTSUTAYA会員証としての機能をつけることもできます。
人によっては、Tカード、クレジットカードをこの一枚に集約することができ、一気にお財布がスッキリするのではないでしょうか?オシャレな人はやはり、お財布の中身を取っても無駄がないですからね。
手数料無料でチャージ残高を送金
ソフトバンクカードを所有している友人や家族に対し、自身のソフトバンクカードの残高内の金額を「プリペイドバリュー」として送金することができます。
「プリペイドバリュー」とは、ソフトバンクまとめて支払いチャージか、Tポイントによるチャージをしたものを指します。
1回あたりの上限額は10,000円で、月に5回まで送金をすることができます。手数料がかからないのがいいですね。
ちなみに、金融機関口座に送金できるシステムもありますが、こちらは216円の手数料がかかるため、あまりオススメはできません。ネットバンクを活用すれば、手数料無料で送金することができますからね。
ソフトバンクカードのデメリット
様々なメリットがありましたね。続いて、ソフトバンクカードのデメリットについても紹介していきます。
「おまかせチャージ」なしでは還元率が低い
ソフトバンクカードがポイントの獲得において本領を発揮できるのは、あくまでも「おまかせチャージ」を活用した際においてです。
高校生を含む18歳未満の方や、審査の通らない方にとっては、ソフトバンクカードを持つメリットはがくんと落ちてしまうと言わざるを得ません。
クレジットカードからのダイレクトチャージができない
クレジットカードからのチャージによるポイント獲得を考えている方にとって、このデメリットはなかなか辛いものがあります。
対処法としては、「おまかせチャージ」を活用し、決済先をクレジットカードに指定しておくことです。ソフトバンクカードを上手に活用するためには、「おまかせチャージ」は必須だと言えそうですね。
Vプリカ
Vプリカは、インターネット上のVISA加盟店において利用できるバーチャルプリペイドカードです。
これまでに紹介してきたプリペイドカードとは異なり、使用できる範囲がネット上に限定されるのが難点ですが、VISAブランドということもあり、ネット上の買い物であれば使えないところを探す方が難しいくらいです。
そんなVプリカの詳細をみていきましょう。
Vプリカの作り方
最もお手軽な方法としてはまず、コンビニにおける発行が挙げられます。
以下に示す通り、主要なコンビニは全て網羅していますので、発行に困ることはなさそうですね。
- セブンイレブン
- ローソン
- ミニストップ
- ファミリーマート
- サークルKサンクス
- デイリー
- セイコーマート
もちろん、web上で購入することもできます。決済の方法としては、クレジットカードやインターネットバンキングなどで支払いが可能です。
なお、いずれの方法にせよ、事前にアカウントの開設をしておく必要があります。
Vプリカを使える場所
VISAブランド搭載なので、ほとんどのサイトにおいて問題なく使うことができます。
以下に示すのは、Vプリカをより便利に使うことのできるサイトの一部です。参考にしてみてください。
- amazon
- App Store
- Google Play
- iTunes
- 楽天
- LINEコイン
- PayPal
バーチャルなので匿名性が高い
Vプリカの最大の特徴として、カードの実態が存在しないことが挙げられます。
明細や決済の履歴が残らないので、購入した足跡を残したくない場合には非常に活躍するツールと言えます。
決済したサイトに対しても、匿名のローマ字氏名と番号が残るだけ。誰にも知られたくない買い物をする際や、決済先に個人情報を知られたくない場合にオススメの一手です。
Vプリカのデメリット
正直なところ、これまでに紹介してきたプリペイドカードと比較…できないほどに、Vプリカのスペックは様々な面で遅れを取っています。
匿名で利用したい場合以外には、あまり使い勝手は良くありません。具体的にそのデメリットをみていきましょう。
Vプリカ購入時に手数料がかかる
まず、利用に際して手数料が発生するというのが大きなデメリット。たとえば、コンビニで購入する場合は以下の通りとなります。
利用可能な額面 | 購入金額 | 手数料率 |
2,000円 | 2,200円 | 10% |
3,000円 | 3,200円 | 6.7% |
5,000円 | 5,200円 | 4% |
7,000円 | 7,280円 | 4% |
この手数料を回避する方法として、ライフカードでVプリカを購入するというものがあります。
ライフカードの明細にVプリカの購入履歴が残っても構わない方であれば、こちらの方法がオススメです。
ポイント還元がない
購入時に手数料がかかる上、ポイント付与もないとくれば、節約というステージでみる限り、Vプリカには全くうまみがありません。
節約を意識するのであれば、素直に他のカードを使った方が良いでしょう。
1年でVプリカは消滅する
たまにしか使わないという方は要注意です。
残高が残っていたとしても、1年が経過すると消失してしまうので有効期限はきちんと把握しておきましょう。
残高を残したいのであれば、新規で別のVプリカを購入した上で、古いVプリカの残高を新しいVプリカに加算するという流れを踏まなければなりません。
3ヶ月以上使っていないと手数料がかかる
Vプリカは残高がある状態で3ヶ月以上使用せずにいると、休眠手数料なるものが発生してしまいます。
「一体どんな手数料だ!」とツッコミたくもなりますが、3ヶ月の空白期間のあとは毎月125円の手数料が取られていくのです。
ちなみに残高がゼロより少なくなって請求が発生することはありません。残高が0になった時点で、休眠手数料も終了となります。
端数が余ったら無駄になる
チャージした分はいつもピッタリ使え切れるとは限りませんよね。Vプリカが厄介なのは、放っておくと休眠手数料が発生し、余った端数が吸い取られてしまうという点です。
そうなるのがイヤな方は、金額自由入力式のamazonギフト券を購入するという方法で回避しましょう。
おすすめのプリペイドカードについては、『【個人情報を防ぐ!】使えるおすすめのプリペイドカード』の記事で更に詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
電子マネーを使うことで得られるメリット
さて、ここまで長きにわたり、電子マネーという括りで色々なことを解説してきました。
電子マネーはキャッシュレスで支払いがスムーズというお手軽さとスマートさを兼ね備えつつ、ポイント獲得までができるという素敵なツールですよね。
最後にまとめの意味も含め、あなたにとって一番の電子マネーを、一番効率的な方法で使っていただくために、電子マネーとクレジットカードの組み合わせに焦点を当てて、お話を進めていきたいと思います。
電子マネーにチャージする時はクレジットカードから行うとポイント2重取り
すでに何度かこの記事の中で2重取りについて紹介しているので、仕組みはご理解いただいているかと思います。
やはり、ポイントの還元や節約というフィールドで物事を捉えた時に、クレジットカードを活用してのポイント獲得の話題を外すことはできません。
ここでは、各電子マネーにどのクレジットカードの相性が良いかを紹介していきますよ。
楽天Edyと相性の良いクレジットカード
楽天Edyと相性の良いクレジットカードとして、リクルートカード(VISA)を推したいと思います。その理由としてはやはり、基本還元率が1.2%と高いこと、そして年会費が無料であることです。
シンプルですが、マイナスがないことと、得るものが大きいことは非常に大切なポイントではないでしょうか?
nanacoと相性の良いクレジットカード
nanacoと相性の良いクレジットカードとしては、リクルートカードかヤフーカードがオススメです。
リクルートカードやヤフーカードはどのブランドでもnanacoへのチャージができます。
どちらのカードも年会費は無料ですが、ヤフーカードの基本還元率が0.5%なのに対し、リクルートカードは1.2%と少々リード。
- ヤフーカード:0.5%
- リクルートカード1.2%
ただし、リクルートポイントを使う機会が少ない方にとっては、ヤフーカードの方が使い勝手がいいかもしれません。ヤフーカードを使うことによって貯まるTポイントは、リアル店舗でも非常に幅広い提携先で利用できるためです。
WAONと相性の良いクレジットカード
WAONチャージでポイントが付与されるのは、イオンカードセレクトです。
イオンカードセレクトはクレジットカード、WAONに加え、イオン銀行のキャッシュカードとしての機能も備えた一枚。
そしてここがポイントなのですが、WAONチャージで還元を得るためには、事前にオートチャージの設定をしておかなければなりません。
また、引き落としはイオン口座のみが対象となり、イオン口座にオートチャージ分の残高を常に残しておく必要があります。
以上の条件を整えてはじめて、200円のWAONチャージにつき、ときめきポイントが1ポイント付与され、1,000ポイント貯まると1,000WAONと交換できるのです。
ちなみにファミリーマートやマクドナルド、ヤマト運輸といった一部の店舗においては、オートチャージが適用されないので注意しましょう。
Suicaと相性の良いクレジットカード
Suicaにクレジットチャージをする場合は、ビックカメラSuicaカードをオススメします。
まず初年度の年会費が無料であり、2年目以降は477円(税別)の年会費も、年に1度のカード利用で無料になる点が大きい。また、Suicaへのチャージとビックカメラでの買い物を組み合わせると11.5%の還元を得られることにも注目です。
- Suicaへのチャージで1.5%還元
- ビックカメラにおいて、チャージしたSuicaで支払えば10%還元
10,000円の商品を購入して、1,150円分のポイントをもらえるってすごいですよね。
ビックカメラSuicaカードはビックカメラにおける利用の他、JR東日本関連のサービスにおいてもポイントが貯まるので、これらのサービスを普段使いされている方にとっては特にオススメですよ。
PASMOと相性の良いクレジットカード
PASMOへのクレジットチャージによってポイントが還元されるクレジットカードは数種類あるのですが、基本還元率としてはどのカードも0.5%と大差がないので、利用している沿線やサービスによって持つクレジットカードを選ぶのが良いかもしれません。
年会費無料で持つという視点から考えるのであれば、以下のカードがオススメです。
- 東京メトロ沿線の方にお得なTo Meカード(UC)
- 京急沿線の方にお得な京急プレミアポイントシルバー
- 小田急沿線の方にお得なOPクレジット
- 西武グループの利用でお得なSEIBU PRINCE CLUB
- 相鉄の定期券が購入できる相鉄カード
- 京王沿線の方にお得な京王パスポート
OPクレジットと京王パスポートに関しては2年目以降に年会費がかかってきますが、年に1度の利用で無料にできるのでハードルは高くありません。それ以外のカードについては年会費無料で持つことができますよ。
SMART ICOCAと相性の良いクレジットカード
SMART ICOCAと相性の良いクレジットカードとして、REXカードを紹介したいと思います。
基本還元率が1.5%と最も高いものとして、エポスゴールドカードやJQ CARD エポスなどもありますが、年会費を無料にするための条件があまり緩くない点と、インビテーションを貰う必要があるなどの点を考慮すれば、年会費無料で発行できる基本還元率1.25%のREXカードに軍配が上がると判断しました。
ちなみに貯まったポイントはJデポとして、カード利用額の相殺に当てることができます。
特筆すべきは2年間で20万円の利用がなければ、ポイント還元を受けることができないことです。あまりハードルは高くないですが、せっかく貯まったポイントが無駄になるのは忍びないのでこの点は覚えておきましょう。
manacaと相性の良いクレジットカード
manacaにチャージできる唯一のクレジットカードとして、ミューズカードがあります。他のICカードの場合とは少々事情が異なり、名鉄エリアに設置されている「ミュースターステーション」と呼ばれる機械を使ってチャージする必要があります。
一度ミューズカードとmanacaの紐付けをしておけば、チャージの際にはクレジットカードは不要。manacaカードさえあれば手続きができます。
還元率は0.5%ですが、ミュースターmanaca加盟店でmanacaによる支払いをすれば、ポイントの2重取りで還元率は1%になります。
なお、ミュースター加盟店においては、ミューズカードでストレートに決済をすれば最低でも2倍以上のポイントが貯まるので、わざわざチャージして支払いをする必要はありません。
注意点として、2年目以降は1,250円(税別)の年会費がかかることを記載しておきます。
こちらは年に5万円以上のカード利用で無料となりますが、電子マネーチャージはこの5万円の中に含まれないため、純粋なクレジットカードとしての利用で5万円を超えなければならないことを覚えておきましょう。
SUGOCAと相性の良いクレジットカード
SUGOCAについては、クレジットカードでダイレクトにチャージすることができませんが、オートチャージであればクレジットカードを連携させることができます。
以下の通り、クレジットカード一体型のカードをオススメします。
- ・イオン系列を普段使いされている方はイオンSUGOCAカード
- ・JALマイルを貯めたい方はJMB JQ SUGOCA
- ・上記のどちらにも該当しない方はJQ SUGOCA
なお、基本のポイント還元率はいずれのカードも0.5%ですが、利用する店舗によっては数倍にも跳ね上がります。
また、JMB JQ SUGOCAカードとJQ SUGOCAに関しては2年目以降の年会費が1,250円(税抜き)かかりますが、年1回以上の利用で無料になります。イオンSUGOCAカードは常に年会費無料で持つことができます。
nimocaと相性の良いクレジットカード
nimocaと相性の良いクレジットカードとして、以下の3種類の一体型カードを紹介します。
こちらは手動によるチャージ、オートチャージのいずれにも対応しており、基本還元率は0.3%(一部のゴールドカードの場合は0.5%)となっています。
- JALマイルを貯めたい方であれば、JMB nimoca
- 電子マネーのiDを活用したい方であれば、nimoca 三井住友VISAカード
- 電子マネーのQUICPayを活用したい方であれば、nimoca JCBカード
JMB nimocaは年会費無料で持つことのできる一体型のカード。
JALマイルに換算する場合、1,000円のチャージにつき、1.5JALマイルが貯まります。
レートは決して高いとは言えませんが、nimoca利用でJALマイルを貯めることができるのはこのカードだけなので、JALマイル愛用者にとって、これは無視できないメリットと言えるでしょう。
nimoca 三井住友VISAカードとnimoca JCBカードに関しては、2年目以降の年会費が1,250円(税別)と設定されていますが、年に1回の利用で無料にすることができます。
また、この2枚のカードには電子マネーが付帯されているため、nimocaへのチャージ以外でもポイントを貯めやすいことも特徴です。
Webmoney card/au WALLET プリペイドカードと相性の良いクレジットカード
Webmoney cardやau WALLET プリペイドカードにチャージできるクレジットカードにはMastercard、クレディセゾンのVISAやJCB、UCが発行しているVISAなど幅広い種類があります。
その中でも、以下の通りオススメのカードを紹介したいと思います。
- ドコモユーザーの方はdカード(Mastercard)
- 楽天系列を利用される方は楽天カード(Mastercard)
dカードは2年目以降は1,250円(税別)の年会費が設けられていますが、年に1度のカード利用で無料になるため、ハードルは高くありません。一方の楽天カードは年会費永年無料。
どちらのカードも基本還元率は1%で、各キャンペーンを活用すればザクザクポイントを貯めていけるのでオススメです。
ソフトバンクカードと相性の良いクレジットカード
ソフトバンクカードと相性の良いクレジットカードとしては、年会費永年無料のP-one Wizを推したいと思います。
こちらはカード決済した金額の1%が常に割り引かれるというスタイル。たとえば10,000円の決済をしたら、9,900円が請求されます。
そしてこの請求額に対しての0.5%をポイント還元として受け取ることができるのです。還元率はおおよそ1.5%と年会費無料であることを考えると非常に優秀ですね。
ちなみにこのカードで貯められるポイントは、100ポイントで500ポイントのTポイントと交換できますよ。
もちろんチャージ時の約1.5%と利用時の0.5%の2重取りができるので、ソフトバンクカードと組み合わせて使えば還元率は2%近くにまで伸びます。
まとめ
電子マネーと一口で言っても、様々な種類があることがわかりましたね。まずはそれぞれの電子マネーの一長一短を理解した上で、あなたにとってベストな電子マネーを選びましょう。
その上で、キャンペーンやクレジットカードによるチャージなどを活用していけば、節約効果は一気に上がるのではないでしょうか?実際に成果が上がっていくのが楽しみですね。