セブンイレブンでお馴染みのnanacoカード。基本還元率はポイントカードの中では高いものの、発行手数料が必要なのはネックですよね。ところがそのnanacoカードを無料で発行できる方法があるのをご存知でしょうか?
今回はnanacoカードを無料で作る方法に加え、発行できる場所や使える場所、お得なマル秘活用術までを網羅して丸ごとお届けしたいと思います。
記事の目次
nanacoカードを無料で発行する作り方
「普段使いしているお店はセブンイレブンにイトーヨーカドー…あ、やっぱりこれはnanacoだ!」
そう意気込んだはいいものの、発行手数料が300円と聞くとちょっとテンションが下がってしまいますよね。せっかくこれからポイントを貯めて得をしようとしていたのに、のっけからマイナスのスタートなの!と思わずツッコミを入れたくなる方もいるのではないでしょうか?
大丈夫。心配には及びません。nanacoカードを発行する方法は多岐にわたり、その中でもある方法を選べば、一切の負担をかけることなくnanacoをゲットできるのですから。
系列店では無料で発行できない
セブンイレブンやイトーヨーカドーに代表されるセブン&アイ・ホールディングスの傘下にある店舗ですが、唯一の例外を除き、これらの系列店においては基本的に無料でnanacoカードを発行することができません。
系列店以外のところが無料というのは少々意外な感じもしますが、裏技的なニュアンスで汲み取っていただければと思います。それでは一体、nanacoの無料スポットはどこに隠れているのでしょうか?
イトーヨーカドーの8のつく日
まずは先ほど少し触れた、唯一の例外に該当するのがコチラ。
セブンプレミアムなどの商品を取り扱い、スーパーの中でもリーズナブルかつクオリティの高い商品を提供していることで人気のイトーヨーカドーですが、実は8のつく日はハッピーデーと呼ばれており、その名の通り、手数料と同額の300Pを付与してもらえるというちょっとハッピーな日なのです。
カード発行時に1,000円分のチャージをすることが条件ではありますが、これからnanacoカードを活用する方にとって、そんなことは障害でもなんでもありませんよね。ぜひnanacoカードを作る際は、8日・18日・28日にイトーヨーカドーへ。
セブンイレブンのキャンペーンを活用する
イトーヨーカドーと同様に、セブンイレブンでもポイントのバックが得られるちょっと耳寄りな情報。
不定期かつ期間限定ではありますが、セブンイレブンにおいて新規でnanacoカードを発行するとまず200Pがもらえます。さらに初回のみ、レジにて1,000円分のチャージをすると、追加で100Pが付与されるのです。
nanacoカードを無料で発行できるわけではありませんが、プラスマイナスゼロになるため、実質無料ですよね。もしキャンペーン情報をキャッチしたら、乗り遅れないようにしましょう。
nanacoモバイルでゲットする
nanacoモバイルをご存知でしょうか?こちらはiPhoneの方は対象外なのですが、Android携帯かもしくは、おサイフケータイ付きのガラケーの方であれば、nanacoモバイルを通じて、nanacoカードを無料で作成することができます。
お手持ちの携帯でアプリをダウンロードし、必要事項を入力するだけでサクッと完了します。手軽でオススメですよ。
クロネコヤマトで申し込みをする
出典:クロネコヤマト
あまり知られていませんが、実はクロネコヤマトでnanacoカードが無料で発行できるのです。無料でnanacoちゃんを作成できることはもちろんですが、カードにヤマトのロゴまでプリントされているなんて…。
店頭で申し込みをすればその場で即発行できますが、web経由での申し込みの場合は、お手元にカードが届くまで約2〜3週間かかりますので、注意が必要です。また、こちらのnanacoカードは、クレジットカードによるチャージができない仕様となっています。その点についても合わせて覚えておきましょう。
セブンカードプラスnanaco一体型を発行する
nanacoの機能が搭載されているセブンカードプラスというクレジットカードを発行すれば、実質無料でnanacoカードを作成できたことになります。発行費用はもちろん無料で、年会費も1年目は無料。2年目以降に関しても、前年度のクレジットカード利用額が5万円以上であれば無料となります。
さらに、こちらのカードであれば通常のnanacoよりもメリットが盛り沢山。たとえば、以下のような具合です。
- セブンイレブンやイトーヨーカドーでのクレジット払いなら、ポイント3倍
- セブンカードプラスからnanacoへのチャージでもポイントが0.5%貯まる
- オートチャージが可能な上、オートチャージによるポイントも0.5%加算(事前登録が必要)
- 8のつく日はほぼ全品において5%の割引
クレジットカードを作成しても構わないよという方であれば、通常のnanacoカードより、こちらをチョイスした方がバックは大きいですね。
セブン銀行デビットカードを発行する
セブン銀行デビットカードにも、nanacoの機能が付随されています。発行手順は以下の通りで非常にシンプル。もちろん、無料で作成することができますし、デビットカードなので審査も必要ありません。
- メールアドレスを登録する
- 登録済みのアドレスに届けられるURLから申し込み手続きへと進み、必要事項を入力する
- 簡易書留かもしくは、本人限定受取り郵便にてキャッシュカードを受け取る
- 利用開始前にサイトにログインし、利用開始登録を行う
なお、引き落とし口座はセブン銀行に限定されることを把握しておきましょう。セブン銀行デビットカードを利用した場合は、以下のようにポイント還元がされます。こちらもやはり、通常のnanacoカードで貯めるよりお得ですね。
- セブンイレブン→1.5%
- 西武・そごう・7net→1%
- 上記以外のJCB加盟店→0.5%
nanacoカードが使える場所
「なるほど、無料で作成できるのか。それなら早速…」
と腰を上げようとした頃でしょうか?カードを無料で発行できるのは素晴らしいことですが、本当に大切なのは、発行した後いかに活用していくかです。
ここではまず、nanacoカードを使える店舗をまとめてみましたので、近所に活用できる場所がないかをイメージしながら確認してみてください。
nanacoカードを使えるお店リスト
はじめに、セブン&アイ・ホールディングスの系列店をおさえておきましょう。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- ヨークベニマル
- ヨークマート
- デニーズ
- 西武/そごう
- ロフト
コンビニの中でも最大手のセブンイレブンは、添加物の削減にこだわったりと商品の品質管理に妥協を許さないことでも有名です。
特に利用するコンビニにこだわりのない方は、セブンイレブンを改めてのぞいてみてください。もちろん個人の好みもあるかと思いますが、一つひとつの商品が美味しいんです。
その他、デニーズやロフトも系列店なので、せっかく利用するのであれば、nanacoカードの提示を忘れないようにしたいですね。
そして次に、系列店以外で利用できる主な店舗を紹介します。
- かっぱ寿司
- CoCo壱番屋
- 上島珈琲店
- コメダ珈琲店
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- ドミノピザ
- フォルクス
- ステーキのどん
- ビックカメラ
- コジマ
- ジョーシン
- ココカラファイン
- キリン堂
- Esso
- Mobil
- ゼネラル
- ラウンドワン
- 快活クラブ
- ANA
- コカコーラ自販機
- ヤマト運輸
マクドナルドやミスタードーナツなどのファストフードの他、外食チェーン店の中でも健康志向が強いCoCo壱番屋が目につきます。
CoCo壱番屋って、カウンター作りになっていて、店員さんがカレーを作っている様子を見ることができますよね。こうした店舗というのは、常にお客様に見られているという意識があるため、中途半端なモノを提供することがまずありませんし、接客レベルも概して高いです。
なんだかCoCo壱番屋の宣伝みたいですが、カレーはオーダーごとに一つの鍋に移して丁寧に調理をするのも、この店舗のこだわりです。
大型家電を購入する際はぜひ、ビックカメラを活用して漏れなくポイントをつけておきたいですね。
また、日常における小さな買い物においても、飲み物や日用品などはココカラファインやキリン堂を利用するといったことを習慣にしていけば、着実にポイントは伸びていきます。
数百ポイントとか、数千ポイントが貯まった時に、「あ、ポイントで」となぜかドヤ顔を決めつつ支払う瞬間が気持ちいいんですよね。
各店舗における基本還元率を知る
もちろんドヤ顔を決めるためではありませんし、そもそもドヤ顔をする必要もありませんが、やはり大きくポイントを積み重ねていく上で、基本還元率というのは無視できません。
nanacoに限った話ではありませんが、加算されるポイントは利用する店舗によって異なってきますので、ここでは各店舗における還元率を確認しておきましょう。
【還元率が0.5%の店舗一覧】
- かっぱ寿司
- CoCo壱番屋
- 上島珈琲店
- コメダ珈琲店
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- ドミノピザ
- フォルクス
- ステーキのどん
- ビックカメラ
- コジマ
- ジョーシン
- ココカラファイン
- キリン堂
- ラウンドワン
- 快活クラブ
- ANA
【還元率が1%の店舗一覧】
- コカコーラ自販機
- ヤマト運輸
やはりセブンイレブンやイトーヨーカドーなどの系列店以外となると、ポイントが半減してしまう店舗がほとんど。その中でも、コカコーラの自販機や、ヤマト運輸が1%の大台をキープしています。
なお、Esso・Mobil・ゼネラルなどのガソリンスタンドに関しては少々勝手が異なり、どの店舗においても一律1ℓ当たり1ポイントの還元率に定められています。スタンドを選ぶ必要はありませんが、支払いの際のカードの提示を忘れないようにしましょうね。
nanacoなどの電子マネーも含めた、コンビニ等で使えるポイントカードの中で還元率が高いカードを、『ポイントカードで還元率が高いカードはコレだ!高還元でザクザクポイントを貯めよう!』で比較してまとめましたので、ぜひ合わせて還元率の参考にしてくださいね。
nanacoカードをよりお得にする使い方
さて、作成方法から使える場所までを紹介してきましたが、最後はお得な活用方法についてです。
やはりポイントカードを持つわけですから、通常よりもお得に賢く、ポイントを稼いでいきたいですよね。
ただシンプルに、系列店で提示をし続けるだけでは、各駅停車で移動するようなもの。コストは変わらないのに、特急電車に乗る方法があったら、知りたいと思いませんか?
基本は還元率1%にクレジットカードを使えばポイント2重取り!
nanacoカードは電子マネーである上、基本還元率が1%と通常のポイントカードの中では高く、それだけでも魅力的なのですが、そこで胡座をかいていては宝の持ち腐れというもの。
実はこのnanacoカード、ある種類のクレジットカードと併用するだけで、ポイントの貯まり方が倍速になるのです。ある種類のクレジットカードの正体とは一体…?
nanacoと相性の良いクレジットカード一覧
もったいつけないで、早く教えてください。そんな声が聞こえてきそうなので、先を急ぎましょう。
まず、nanacoカードへのチャージでポイントを獲得できるクレジットカードは以下の通りとなります。クレジットカードであればなんでもいいというわけではありません。
- セブンカードプラス(0.5%)
- ヤフーカード(0.5%)
- リクルートカード(1.2%)
これは素直に、こだわりがなければリクルートカードを選びましょう。
リクルートカードは無料で作成できるクレジットカードなうえに、ここまでの基本還元率を誇るものは他にありません。さらにnanacoチャージでポイントが付与されます。
リクルートカードのお得な活用方法①
それでは、実際にどのように活用していくかをみていくことにしましょう。たとえば、リクルートカードを使って、nanacoカードに10,000円のチャージをするとしましょう。
リクルートカードの基本還元率は1.2%のため120円のバック。ここへさらに、nanacoカードを使った時に還元率が1%上乗せされるため100円が追加。なんとクレジットカード経由でチャージをするだけで220円もお得になるのです。
もちろん、継続的に活用していくのであれば、チャージが1回で済むハズがないですよね。毎月10,000円のチャージをしていくだけでも、年間でみれば2640円が返ってくるのです。「お帰り〜私の愛しのお金!」と笑顔で抱きしめたくなります。
nanacoとリクルートカードを持っていない場合と比較すれば、その差は歴然。ちなみに、楽天EdyやSuicaへのチャージでも、しっかりと1.2%の還元を得ることができますよ。
リクルートカードのお得な活用方法②
さて、お次に紹介するポイント獲得術は3%のバックを得る方法。セブンイレブンに限った活用術ですが、セブンイレブンを贔屓にしている方はぜひ試してみてください。
方法はシンプル。クレジットカード経由でチャージしたnanacoを使い、10,000円分のクオカードをゲットする。以上です。
「え、本当にそれだけで3%になるんですか?」
はい、なります。実は10,000円のクオカードには、180円分のプレミアム特典というのが付いているため、これだけで1.8%のバックを得たことになります。ここにリクルートカードの基本還元率である1.2%を加えてあげると…ほら、3%になりました。
ただ、クオ・カードの購入では、nanacoの方にポイントが付与されませんので、nanacoの上乗せはありませんが、まさに小数点の算数が苦手な方が一瞬にして、算数が大好きになる瞬間といえましょう。
注意点としては、テンションが上がりすぎて、クオカードを買いすぎてしまう危険性があることくらいですね。
想像していただければお分かりの通り、これによって無駄な買い物が増えると、3%のうまみが真冬の白い吐息のように一瞬にして消えてしまうので注意しましょう。
※10,000円のクオカードを取り扱っていない店舗もあります。
リクルートカードのお得な活用方法③
リクルートカードの話だけでこんなにもお得情報が溢れてくるなんて、本当に魅力的な1枚ですね。最後に紹介するのは、節税についてです。
セブンイレブンは収納代行サービスを実施しています。これにより、公共料金や税金といった類の支払いがレジでできるわけです。
そしてここからが重要なのですが、実はnanacoカードでこれらの支払いができてしまいます。もちろん、支払いにおいてポイントが還元されることはありませんが、先ほど紹介したクレジットカードのチャージのお話を思い出してみてください。
そう、もうお気づきのように、クレジットカードを経由してチャージすることでポイントのバックがあるため、チャージした後のnanacoカードで支払いを済ませれば、税金を支払うことによってポイントが得られたことと同義なのです。
これが節税の正体。ちなみに、国民年金保険、国民健康保険の他、地方税や重量税までもがnanacoにかかればお手の物。税金の支払い額が大きいほど、この技は本領を発揮します。
なお、公共料金の支払いについては、わざわざnanacoを経由せずとも、クレジットカード払いによってポイントを得ることができますよ。
その他のnanacoのメリットについては、『nanacoカードを持つメリットは大きい!nanacoカードを使えば得できる具体的な方法』の記事で更に詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
本来発行手数料が求められるnanacoカードを無料で作成し、特急でポイントを貯める様々な裏技を駆使すれば、セブン&アイ・ホールディングス系列店のファンの方々がどれだけ笑顔になることでしょう。
ぜひ親しい友人から「え!なにそれズルい!」と言われる程にnanacoカードを活用し、節約体質の買い物上手を目指してみてくださいね。