Tポイントカードをご存知でしょうか?使い勝手の良いTポイントを貯めたり使ったりすることができるとあって、多くの人が利用している共通ポイントカードです。
そこで今回は、Tポイントカードを持つメリットとデメリット、Tポイントの活用方法とお得に貯める方法を詳しく解説していきます。
記事の目次
Tポイントカードはメリットが多い!
すべての種類のTポイントカードの会員数は、2016年9月末時点60,500,000人にもなっていて、実に国民の47.6%がTポイントカードを所有しています。
まさに国民的ポイントカードと言えるTポイントカードですが、ここまで支持されるのは一体なぜなのでしょうか?
Tポイントカードのメリット
Tポイントカードは、共通ポイントカードの先駆けとも言える存在で、他のポイントカードにはない、次のようなメリットがあります。
提携先が多い
Tポイントカードは提携先が多く、普段よく利用しているお店が実はTポイントカード加盟店だった、なんてこともあるかもしれませんね。
主な加盟店は下記のとおりで、さまざまなジャンルの店舗があることがわかります。
- コンビニ:ファミリーマート・スリーエフ・サークルKサンクス
- スーパー:マルエツ・マミーマート・東武ストア・富士シティオ・ヤオマサ
- ショッピングセンター:ゆめタウン・LECT
- 百貨店:三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋
- スポーツ店:アルペン・ゴルフ5・スポーツデポ・アシックス
- ドラッグストア:ウェルシア・ハックドラッグ・ドラッグストアmac・ハッピードラッグ・ふく薬品・マルエドラッグ
- ホームセンター:島忠・ホームズ・ジョイフル本田
- 家電:エディオン・日立チェーンストール
- カメラ関連:カメラのキタムラ・スタジオマリオ
- 飲食店:ガスト・バーミヤン・グラッチェガーデンズ・夢庵・吉野家・ドトールコーヒー・牛角・ロッテリア・ステーキのどん
- メガネ・コンタクト:眼鏡市場・コンタクトのアイシティ・ALOOK・メガネのアイガン・コンタクトランド
- 車関連:ENEOS・メルセデスベンツ・三井のリパーク・オートバックス
上記の店舗のようなチェーン店以外に、個人店でもTポイントの加盟店はたくさんあって、Tポイント加盟店舗数は565,607店にものぼります。(2016年9月末時点)
カードをたくさん持たなくていい
財布の中がたくさんのポイントカードで溢れかえっている人も多いのではないでしょうか?
Tポイントカードなら、1枚持っているだけでさまざまな店舗で利用できるので、たくさんカードを持っている必要がないのです。「断捨離」が流行っている時代、財布の中のカードの断捨離もしてみてはどうでしょうか?
ネットショッピングに便利である
Yahoo!JapanIDにTポイントカードを登録することで、Tポイントカードで貯まったポイントを、Yahoo!ショッピングやヤフオク、LOHACOなどネットショッピングで使うことができます。
逆に、ネット上で貯めたポイントを、Tポイントカードを使ってさまざまな店舗で利用することもできるのです。
Tポイントが優れている点
Tポイントのような共通ポイントサービスは、元々は消費者を囲い込むためのものです。消費者はポイントを貯めるために来店し、貯めたポイントを使うために再び来店するのです。
しかし、Tポイントには他の共通ポイントよりも優れている点がある故に、Tポイントカードが多くの人から支持されているのでしょう。
1ポイント1円で使える
貯めたTポイントは、全国の提携先で1ポイント1円として利用できます。
いつの間にか貯まったポイントで支払いができるのはお得感があるうえに、1,008円支払うときに、1,000円を現金、8円をポイントで支払う方法もあり、小銭を持ち歩かなくていいのも大きなメリットです。
使い道がいろいろある
現金として使えるTポイントですが、他にも次のような使い道があります。自分のライフスタイルや目的に合わせて交換することで、Tポイントを上手く利用するといいですね。
- ANAマイルに交換する
- suicaポイントに交換する
- 商品に交換する
- コインに交換する
ANAマイル、suicaポイントの交換比率は以下のようになります。
- Tポイント500ポイント=ANA250マイル
- Tポイント250ポイント=suica85ポイント
さらにTサイトでは貯めたポイントを欲しい商品に交換したり、コインに交換して遊んだりすることができます。
実質無期限で使える
通常、共通ポイントサービスでは、ポイントの利用期限が設けられていることが多く、Tポイントも例外ではありません。
しかしTポイントは、最終利用日から1年間を有効期限としていて、1年以内に1ポイントでも貯めたり使ったりすることがあれば、失効することはないので、実質無期限で使えると言ってもいいでしょう。
Tポイントカードの作り方や発行場所については、『Tポイントカードが発行できる場所は?Tカードの作り方を解説!』の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Tポイントカードのデメリットは還元率の悪さ
Tポイントカードは最強のポイントカードのように思われますが、実はデメリットもあるのです。それは、還元率が悪いため、思っている以上になかなかポイントが貯まらないということ。
Tポイントカードの還元率はどのくらいなのでしょうか?また、TSUTAYA発行以外のTポイントカードについてもみていきましょう。
Tポイントカードの還元率
よく見かけるTSUTAYA発行のTポイントカードは、200円の支払いにつき1ポイントしか貯まりません。すなわち還元率は、0.5%と良くはないのです。
Tポイントカードだと20万円の買い物をしてやっと1,000円分のTポイントが貯まるという、気の長い話ですね。
TSUTAYA発行以外のTポイントカードの還元率
TSUTAYA発行以外にもTポイントカードはありますが、それらの還元率はどうなっているのでしょうか?
Tポイントカードの名称 | 還元率 |
---|---|
ファミマTカード(クレジット機能なし) | 0.5%(200円につき1ポイント) |
ENEOSTカード | 0.5%(200円につき1ポイント) |
ソフトバンクカード | 通常0.5%(200円につき1ポイント)だが、チャージして決済することで100円につき1ポイント貯まる |
やはりどのカードも還元率は0.5%となっていて、お得とは言えませんね。他のポイントカードである楽天カードやpontaカードだと基本的にポイント還元率は1%なので、この還元率の悪さがTポイントカードのデメリットになっているとわかります。
Tポイントをザクザク貯めるならヤフーカード一択!
Tポイントは現金同様に使えて便利なのですが、上述したように、Tポイントカードでは、思うようにTポイントを貯めることはできません。
そこでおすすめするのが、ヤフーカードです。ヤフーカードの概要は次のようになっています。
還元率 | 1%(100円につき1ポイント) |
年会費 | 年会費永年無料。入会金も不要 |
入会条件 | 18歳以上(高校生不可) |
国際ブランド | JCB、MasterCard、VISA |
家族カードの有無 | 有・家族カードの利用代金は本会員カードから引き落としできる。 |
ETCカードの有無/年会費 | 有・年会費1枚につき500円。5枚まで申込可能。 |
発行までにかかる日数 | 申込から1週間~10日で郵送にてカードが届く。 |
代表的な特徴 | Tカード機能つきのクレジットカード |
ヤフーカードがTポイントを貯めやすいのはなぜなのか、他のTポイントが貯まるクレジットカードと比較しながら考えていきましょう。
ヤフーカードがTポイントを貯めやすい理由
「Tポイントと言えば、Tポイントカードじゃないの!?」と不思議に思う人も多いでしょうが、次のような、ヤフーカードがTポイントを貯めやすい理由を知ると納得すること間違いなしです。
入会特典がすごすぎる!
ヤフーカードに入会すると入会&3回利用で最大10,000円相当の期間固定Tポイントがもらえます。
これは、今のところ期間を定めていない入会特典なので、入会すれば必ず得られる特典です。これからTカードをつくろうと思っている人には必見ですね。
いつでもポイント3倍で買える
「Yahoo!ショッピング」、「LOHACO」では、ヤフーカードを利用することでいつでもポイントが3倍になります。
Tポイントの加盟店は多いですが、Yahoo!ショッピングやLOHACOで購入できるものならヤフーカードで購入するようにすると、更にTポイントを増やすことができます。
他のTポイントが貯まるクレジットカードとの比較
ヤフーカード以外で、Tポイントを貯めることができるクレジットカードは、Tカードプラス、ファミマTカード(クレジット機能つき)などがあります。
ヤフーカードが、この両者よりもお得なのはなぜなのでしょうか?比較しながらみていきましょう。
Tカードプラス
TSUTAYAのTカードプラスは、株式会社アプラス、株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)、ポケットカード株式会社の3社が発行元になっています。Tカードプラスの概要は次のようになっています。
還元率 | 0.5%(200円につき1ポイント) |
年会費 | 年会費入会金無料。カードの利用がなければ翌年から500円。 |
入会条件 | 18歳以上。 |
国際ブランド | JCB |
ETCカードの有無/年会費 | 有/年会費無料 |
TポイントカードではTSUTAYAでのレンタルの更新料がかかるのに対して、Tカードプラスでは更新料はかからず、1年に1回以上利用していれば年会費もかかりません。
ポイント還元率は基本0.5%と高くはありませんが、TSUTAYA店舗で利用するとポイントが3倍になったり、利用回数に応じてポイント還元率がアップするステージ制を導入したりしているので、TSUTAYAで利用するTカードとしてはお得なカードと言えます。
TSUTAYAのステージ制「ツタランク」は次のようになっています。
ツタランク | 利用日数 | ポイント付与率 |
ブロンズ | 前月3日未満 | 200円につき1ポイント (還元率0.5%) |
シルバー | 前月3日以上5日未満 | 200円につき2ポイント (還元率1%) |
ゴールド | 前月5日以上 | 200円につき3ポイント (還元率1.5%) |
TSUTAYAをよく利用する人にとっては、お得なTカードであると言えるし、Tポイントカードからの切り替えも簡単です。
ただし、同じTカード機能つきのクレジットカードで比べると、やはりTSUTAYA店舗での利用に限らず、全国の提携先でもお得に使えるヤフーカードがおすすめですね。
ファミマTカード
ファミリーマートが発行しているTカードで、クレジット機能なしとクレジット機能つきがあります。ここでは、クレジット機能つきのファミマTカードについて説明します。ファミマTカードの概要は次のようになっています。
還元率 | 0.5%(200円につき1ポイント) |
年会費 | 年会費入会金無料。 |
入会条件 | 18歳以上。 |
国際ブランド | JCB |
ETCカードの有無/年会費 | 有/年会費無料 |
ファミマTカードは、TSUTAYAのレンタルカード機能も備えていて、通常のTSUTAYAレンタルカードのように更新料(300円)もかかりません。
次のようなサービスや特典を上手く利用することで、還元率をアップさせることができます。
- レディースデー(毎週水曜日)…ポイント2倍
- カードの日(毎週火曜土曜)…ポイント3倍、クレジット払いでさらに2倍。
- 若者応援クレジットポイント…25歳以下の方がクレジット払いするとポイントが2倍。
- ファミランクでシルバーかゴールドになると、還元率が1%。
ファミマTカードには、ファミランクという利用金額に応じたステージ制を導入していて、ファミリーマートをよく利用する人にとっては、ポイント還元率がアップするお得なシステムです。ファミランクは次のようになっています。
ファミランク | ファミマでの利用金額 | ポイント付与率 |
ブロンズ | 前月5,000円未満 | 200円につき1ポイント (還元率0.5%) |
シルバー | 前月5,000円以上15,000円未満 | 200円につき2ポイント (還元率1%) |
ゴールド | 前月15,000円以上 | 200円につき3ポイント (還元率1.5%) |
ファミランクがゴールドステージの女性が(ポイント3倍)、レディースデー(ポイント2倍)にファミリーマートで買い物をすると、ポイントが5倍、すなわち還元率は脅威の2.5%になります。
利用方法によってはかなりお得に使えるTカードと言えますね。
ただし、ファミマTカードは、ファミリーマート以外ではポイント還元率は0.5%なので、いつでもどこでも1%になるヤフーカードが、やはりTカードの中では最強と言えるでしょう。
Tポイントが貯まりやすい、おすすめのTカードについては、『数あるTカードのおすすめを紹介!数あるTポイントが貯まるカードを徹底比較!』の記事で徹底比較しているので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。
まとめ
Tポイントカードについて詳しくみていきましたが、同じTポイントが貯まるカードでもさまざまな種類のものがあることがわかりました。
その中でも自分にとってお得に使えるTカードを見極め、Tポイントを上手く貯めて活用していきたいですね。