持ち歩くのが面倒。財布がパンパンになっちゃう。ついつい買わされてしまっている気持ちになる…。
あなたもこのような理由から、ポイントカードに対して苦手意識を持ったことがあるかもしれません。確かに色んなカードで財布がごちゃごちゃになったり、ポイントにつられてついつい買いすぎてしまうといったケースはあることでしょう。
そこで今回は、そんなポイントカード嫌いな方の価値観に、新しい光をあてるというテーマで、ポイントカードの管理をシンプルにする方法をお伝えします。これを読んだ後には、あなたも節約体質に変わっているかも?
記事の目次
ポイントカードが嫌いな人は多い
ポイントカードを複数枚所有しつつ、賢く節約生活を送っている方がいる反面、ポイントカードを持つこと自体に嫌悪感を抱く方がいるのも事実です。
毎月貯まっていくポイントを見るのが楽しみな方からすると理解が及ばないかもしれませんが、ポイントカードが嫌いな方は意外に多いものなのです。
そこでここでは、ポイントカード嫌いな方が、ポイントカードを避ける理由について掘り下げていきたいと思います。
ポイントカードを嫌う理由5選
あなたはポイントカード推奨派でしょうか?それともアンチ派でしょうか?
どちらが正しいということはないですが、双方の理由を知っていく上で、あなたのポイントカードに対する価値観も少し変わるかもしれません。次の項目では、ポイントカードを嫌う理由を5例あげて、解説していきます。
入会への勧誘が嫌だ
このご時世、ポイントカードを発行していないお店などないのでは?と思うほどに、どこかで買い物をする度にカードの入会を勧められます。これに対して嫌悪感を抱いている人も多いでしょう。
それもそのハズ。人は、たとえ少し気になっているものであっても、押しつけられたり、勧誘されたりするのが嫌いだからです。
もし心無いサービスマンから、求めてもいないのにカードの入会を勧められたらどうでしょうか?話を聴く気にもなれず、頭から否定してしまっても無理はないのかもしれません。
カードの管理が面倒
「店員さんが熱心に勧めてくれるし、あそこのお店にはよく行くから…」という理由で発行したポイントカード。
鋭い方ならお気付きのように、この手のタイプは色んなお店でポイントカードを発行してしまい、財布がパンパンになっているのです。体のダイエットより、お財布のダイエット?余計なお世話です。
こんなことになってしまうから、ポイントカードは嫌われることも多いのです。
ポイントカードありきの買い物をしてしまう
確かに行きつけのお店のポイントカードであれば、少しはお得になるのかもしれません。
ところが、ポイントカードを所有することによって、余分な買い物が増えてしまうと本末転倒ですよね。最悪の場合、「○○ポイントまであと少し!」と、まるでポイントを貯めるために買い物をしているかのような状況に陥ってしまうことも。
こうした事態を避ける為に、ポイントカードは発行しない、持たないというスタイルを貫いている人も多いのでしょう。
消費行動に迷いが生じる
たとえば数枚のポイントカードを所有するとしましょう。買い物に出掛けたあなたは、少しでも得をしようと色々なことを考え始めます。
アレを買うならあそこの店でポイントが貯まる。しかし、そうなるとアレはあっちの店で買わないといけないし…。
いかがでしょうか?完全にポイントカードに振り回されていますよね。
そりゃ億単位の買い物をするのであれば話は別ですが、数百円程度の買い物のためにあれこれ悩むのはハッキリ言って時間の無駄。お金を稼ぐことはできますが、時間を取り戻すことはできません。おまけに迷いはストレスを生み出します。
ここまでをリアルにイメージすると、ポイントカードを持ちたくなくなるのも無理はないのかもしれません。
不必要なメルマガにイライラする
ポイントカードを発行する際に必要なのが個人情報ですよね。鋭いあなたならお気付きのように、店舗側が喉から手が出る程に欲しいのが、この個人情報。
さすがに電話でセールストークをするところは少ないでしょうけど、メールアドレスさえゲットできれば店側としては御の字です。
定期的にセール情報を送ることができ、それにつられたお客様からさらにお金を落としてもらえるという寸法です。
冷静に考えればわかるのに、どうして人は、カードを持つ側になるとついつい誘惑に負けてしまうのでしょうか?
ポイントが自然と貯まればお得だなと思っていたのに、これでは節約どころか大幅な損失です。そもそも、興味すらないメルマガの配信にうんざりしている方も多いでしょう。
ポイントカードは厳選した方がよりポイントは貯まりやすくなります。還元率の高いポイントカードは、『ポイントカードで還元率が高いカードはコレだ!高還元でザクザクポイントを貯めよう!』の記事で詳しく紹介しています。
ポイントカードはカードで持たなくても大丈夫!
「そうそう、だから嫌いなんだよ」
ポイントカード嫌いの方から、こんなセリフが聞こえてきそうです。確かに沢山のデメリットが出てきましたね。管理が面倒だったり、お店側に振り回されたりと、うなずける点も多々あります。
ところが仮に、ポイントカードをカードで保管する必要がないとしたらどうでしょう?一気に気持ちが楽になるのではないでしょうか?
そこでここでは、ポイントカードを、カード以外の方法で管理する術について紹介していきたいと思います。
カードはスマートフォンのアプリで管理しよう
一昔前では考えられないことですが、このご時世、ほとんどの方がスマートフォンを所持しています。
当然、世の中のビジネスもこの流れに沿って動いていきますから、ポイントカードの管理がスマホで出来てもなんら不思議ではないのです。
「うーん…機械オンチだしなぁ」とそんなあなたでも大丈夫。一度慣れてしまえば中身は非常にシンプル。ぜひ、一度スマホでの管理にトライしてみましょう。
Tポイントをスマホで管理
イメージとしては、Tポイントカードがあなたのスマホと一体化したような具合。スマホに表示されたバーコードを店舗で提示するだけでポイントが貯まり、TSUTAYA系列のお店では、お財布携帯としても利用できます。
代表的なのはこちらのTポイントアプリ。
TSUTAYA系列やファミリーマート、サークルK/サンクスなどの店舗を普段使いしている方にはオススメのアプリです。
Pontaポイントもスマホで管理
ホットペッパー系列やローソン、ケンタッキーフライドチキンなどを普段使いしている方にはポンタポイントがオススメ。
一度ポンタカードを発行した上で、ローソン公式アプリからローソンモバイルポンタを登録すれば、あなたのスマホがポンタカードに早変わり。
系列店でのポイント獲得はもちろん、ローソンのLoppiをカードレスで利用することもできますよ。
楽天ポイントをスマホで管理
楽天系列のサービスや店舗、マクドナルドやミスタードーナツなどを普段使いしているのであれば、楽天ポイントをスマホで管理しましょう。
こちらもスマホに表示されるバーコードを提示すれば、ポイントがサクサク貯まります。もちろん貯まったポイントは、楽天系列をはじめとする各店舗で利用できますよ。
ポイントを貯めるとこれだけの良いことがある!
「カードレスなら面倒じゃないし使えるかも」
そう思った方もいるのではないでしょうか?また、今までアプリの存在を知らずに、ポイントカードを使っていた方には耳寄りな情報だったかと思います。
もちろんここで終わりではありません。引き続きポイントカードの魅力に迫りますよ。やはりポイントカードの醍醐味は、節約につながること。ここではその具体的な方法を一緒にみていきましょう。
上手にポイントを貯める戦略4選
ポイントカードを使っていれば、確かにポイントは貯まります。
ただ、前述したように、ポイントを貯めることが目的になってしまうと、節約どころか破産への道を歩んでしまうことになりかねません。
それでは上手にポイントカードを活用している人は、どんなふうに使っているのでしょうか?
ここではその具体的な案を紹介していきます。上手くいけば、今までと比べて大幅な節約が見込めるかもしれませんよ。
全ては、自己管理から
カードを持つことによって失敗してしまう方の共通点は、自己管理が甘いということです。耳が痛い方もいるかもしれませんが、これは何もポイントカードに限った話ではありません。
特にポイントカードを持つ場合は、ポイントの誘惑につられないよう、普段通りのスタイルで買い物に専念することが重要です。
カードを持った最初のうちは、無駄な買い物をしていないかどうか、マメにレシートをチェックしてみるといいかもしれません。
普段使いしているお店をベースにカードを選ぶ
ポイントカードを持つことを検討するのであればまず、普段使いしているお店をピックアップしてみましょう。
たとえば前項でお伝えした3枚のカードのいずれかであれば、おおよそあなたが普段使いしているお店を網羅しているハズです。
その上で、あくまでも普段通りに買い物をする分には純粋にポイントが貯まっていくので、気がついた時には欲しい商品がポイントで交換できたりといったこともあるでしょう。
買い物の時はカードの存在を忘れ、支払いの時だけカードの存在を思い出すというのが理想ですね。
キャンペーンはもろ刃の剣
キャンペーン。ポイント好きなあなたにとっては素晴らしい響きかと思います。
ところが一旦冷静に考えてみてください。なぜ、ありとあらゆる企業がキャンペーンを打ち出しているのか。
そう、利益を出す為ですよね。私たち消費者側は、キャンペーンを活用することはあれど、キャンペーンに踊らされてはいけないのです。
それではここで、キャンペーンに踊らされない魔法の言葉を紹介しましょう。
「その商品(サービス)は、キャンペーン対象でなくても欲しいものか?」
このキラーフレーズを自分自身に問いかけるのです。
キャンペーンというメッキを剥がした時に興味が失せるものであれば、元々必要ではないのです。逆に、キャンペーンだろうがなんだろうが、必要かつ欲しいものであれば、迷わず購入するといいでしょう。
その分、ポイントが加算されますから、あなたは上手にキャンペーンを活用したことになります。
隙間時間にポイント稼ぎ
こちらはちょっとした副業感覚と捉えてもらえるとわかりやすいかと思います。
各ポイントカードによってそのシステムは異なりますが、たとえばメルマガの広告をクリックしたり、ミニゲームに参加したりすることで、ポイントが加算されるチャンスがあります。
ここでのコツとしては、あくまでも隙間時間に気軽にやることです。
あまりハマり過ぎると振り返った時には膨大な時間が過ぎており、本来すべきことができなくなってしまうだけでなく、大してポイントも貯まっていなかったりして、喪失感と無気力感に襲われてしまいます。
ここに対しては過度な期待を持たず、「ちょっと楽しんでちょっとポイントが貯まっていたらラッキー」ぐらいの気持ちで臨むのがオススメですよ。
ポイントカードではなく、クレジットカードでお得に節約するのもオススメです。節約に貢献してくれるクレジットカードは、『節約に貢献してくれるクレジットカード特集!現金払いは損していますよ?』の記事で紹介しているので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。
まとめ
元々ポイントカードにお世話になっている方にも、ポイントカードが嫌いだったあなたにとっても、少しでも参考になれば幸いです。
先ほどの項でも書きましたが、ポイントカードで生まれるポイントに過度の期待をしてしまうのは失敗の元です。
理想は、「あれ?3ヶ月ほっといたら、意外に貯まってた」という使い方。その際に、一気にポイントを使って好きなものを購入できれば、次の3ヶ月もワクワクしながら過ごせそうですね。