全国におけるリアル加盟店舗が60万にも及ぶTポイントですが、Tポイントを利用してタバコは購入はできるのでしょうか?また、その他の嗜好品についてもTポイントで購入することができるのでしょうか?
今回はTポイントを活用することで、どこまでの買い物が可能なのかについて調べてみました。
あなたが普段、必要とするものに対してポイントの利用が可能かどうかを事前に知っておくと、より上手にTポイントを貯めたり使ったりすることができるようになりますよ♪
Tポイントでタバコを購入することはできない!
まず、結論からお伝えします。タバコ好きの方にとっては残念ですが、Tポイントを使ってタバコの購入をすることはできません。
厳密に言えば、Tポイントをソフトバンクカードにチャージしてから購入するという方法があるにはあるのですが、それによって手数料が15%もかかってしまうので、あまりオススメはできません。
ここは素直に、現金支払いやクレジットカードで購入するのが賢明でしょう。
Tポイントでタバコを購入できない理由
Tポイントでタバコを購入できないという事実は仕方ないですが、愛煙家の方々にとっては聞き捨てならないかもしれません。
コンビニでお弁当やコーヒーを買ったついでにタバコも…と気持ちよく買い物したい人もいるかと思います。
そもそもなぜ、他のコンビニの商品群とは異なり、タバコに対してはTポイントが適用されないのでしょうか?
そもそもタバコを購入しても、Tポイントが付与されない
さすがにお金を支払って購入しているのだから、Tポイントをつけてもらうことくらいはできますよね?
そんな喫煙者の心の声が聞こえてきそうですが、大変遺憾なことです。実は、タバコ購入時にはそもそも、Tポイントの付与さえされないのです。「え、ちゃんと納得できる理由を説明してくれ!」と言いたくなりますよね。
タバコは定価で販売することが定められている
タバコの販売には、「たばこ事業法」という法律が関連しており、原則、定価で販売することが定められているのです。
仕組みとしては、タバコ会社もしくはタバコ輸入業者が小売価格を定め、それを財務大臣に申請してから認可を受け、販売されるというもの。要するに、小売業者が勝手に販売価格を操作することはできないのです。
タバコの代金をポイントで還元するというのは、「安売り」しているのと同じ考え方になるため、法に触れてしまうという理由になります。これでは確かに、どうしようもなさそうですね。
タバコは7割が税金でできている
そしてもう一つの理由。実はタバコという商品の販売価格のうち、そのおおよそ7割は税金なのです。
内訳としては、「国たばこ税」「地方たばこ税」「たばこ特別税」そして皆さんもお馴染みの「消費税」。この4種類の税金が合わさると、タバコの販売価格の6〜7割にも及びます。
つまり、450円のタバコの場合、税金が7割と想定すると、税抜き価格は135円となり、仮にこれに対してポイントが付くとしてもまさに雀の涙。タバコ税ってものすごく高いですね。
タバコとその他のものを買うときは、Tポイントでまとめて購入ができない
さて、ここまでをお読みいただければ、タバコの購入に際してTポイントが活用できないことには渋々納得されたかと思います。
それでは、タバコ以外の商品と同時に、タバコをTポイントを使って購入することは可能なのでしょうか?
残念ながらこれもできません。この場合、タバコ以外の商品はTポイントが適用され、タバコの代金に対しては現金払いやクレジットカード会計など、別の支払い方法を選択する必要があります。
なかなかややこしいですが、法律や税金の問題が絡んでいる以上、致し方のないことですね。
お酒ならTポイントが適用される
さて、それでは嗜好品として同列に括ることのできそうなお酒はいかがなものでしょう。これに関しては、Tポイントで購入もできますし、Tポイントを貯めることも可能です。
お酒はタバコとは異なり、小売業者が各自で販売価格を設定できるためです。
以上の話を総合すれば、「商品の販売価格を各小売業者が自由に設定できるか否か」という点に着眼すれば、Tポイントの活用の有無が判断できそうですね。
その他のTポイントが使える意外な商品
え、こんなものにTポイントが使えるんですか?という商品、実はありますよ。たとえばこんなものに適用可能ってご存知でしたか?
- ヤマト運輸の宅急便費用
- カタログギフト
- toto
特に3番目のtotoに注目です。もし、300円以上のポイントが貯まっているのであれば、totoに賭けてみるのもありかもしれません。
このタイミングで一生分の運を総動員すれば、6億円が手に入るかも!
Tポイントの還元率を高くする方法を、『Tポイントの還元率は悪い!Tポイントの還元率を最大限上げるテクニック』の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。
Tポイントで購入できないもの
このご時世、クレジットカードや電子マネーなどでもタバコが買えるのに、Tポイントの活用ができないというのは興味深いところですね。
あくまでもTポイントは現金の扱いではなく、ポイントとして見なされているということかもしれません。
ところでタバコの他に、Tポイントで購入できないものについても気になりませんか?良い機会なので合わせておさえておきましょう。
Tポイントで購入できないものリスト
それでは早速、Tポイントで購入できないものを以下で確認していきます。
- タバコ
- 切手やハガキ、収入印紙
- クオカードやAmazonギフト券などの金券
- 公共料金や携帯電話代金などの支払い
- 電子マネーのチャージ代
基本的に、ポイントを他の金券などの類に置換するのは不可能だと覚えておきましょう。公共料金や携帯電話代など、実体のないものに対する支払いにも使用できません。以下、一つずつ詳しくみていきましょう。
切手やハガキ、収入印紙
これらについては、Tポイントをつけることのできない代表の商品と言えます。
もちろんこれはTポイントに限った話ではなく、その他のカードでもポイントの適用はできません。
クレジットカードでの支払いができないところもあるので、これらの支払いに対して、ポイントを獲得するのは難しいようです。
クオカードやAmazonギフト券などの金券
もし金券の類でポイントを付加することができれば、大量のポイントを獲得することができますが、残念ながらこちらも叶いません。
こちらはタバコと同様に、小売業者が販売価格を定めることのできない商品に該当します。
当然といえば当然のことですが、こういった商品券や金券の類は、正規のルートで購入する他ありません。
公共料金や携帯電話代金などの支払い
それでは公共料金や携帯電話代金などの支払いに関しては、どういった考え方を当てはめればいいのでしょうか?
こちらはあくまでも、コンビニが料金収納の代行をしてくれるだけであると考えてください。商品には該当しないため、Tポイントは適用されません。
ただし、ヤフーカードを用いてのクレジット払いであれば、Tポイントを貯めることは可能です。これらの固定費は毎月かかる上、決して安いものでもないので、この点は見逃さないようにしたいですね。
電子マネーのチャージ代
電子マネーのチャージ代金に対しても、Tポイントを付加することはできません。こちらも前述の公共料金と同様の考え方を当てはめてください。そう、商品ではないためです。
電子マネーにチャージする際にも、クレジットカードでチャージすることで、クレジットカードのポイントをゲットするという方法を取るのがオススメですよ。
ヤフーショッピング内ではTポイントが使える!
以上がTポイントで購入できないもののリストですが、ヤフーショッピング内であれば一部例外が生じます。
たとえば、特殊切手や商品券、クオカードなどの中には、Tポイントを利用して購入できるものも多数あるのです。
基本的にはTポイントで購入できる場合がほとんどですが、購入できない場合もあるので、注意しましょう。
まとめ
他の商品と同様にコンビニで扱われているタバコに対し、Tポイントが適用できないのは意外でしたが、きちんとした法律上や税金の理由があったのですね。これらの考え方に加え、商品に該当しないものについても、Tポイントは適用されません。
ただし、クレジットカードで会計を済ませることで、クレジットカードのポイントを貯めていくことは可能なので、ぜひ獲得できるポイントは漏れなく付与しておきましょう。