一人暮らしを始めるのに不安を感じている人は多いでしょう。特に、どれくらいお金がかかるのか、どんなものが必要なのか、知りたいですよね。
そこで、今回は一人暮らしで必要な家電とその予算について解説していきます。正しい金額を知ることで、節約できるところは節約していけるようにしましょう。さらに、家電をできるだけ安く購入する方法も参考にしてみてくださいね♪
記事の目次
一人暮らしに必要な家電の予算
一人暮らしに必要な家電やその予算を前もって知っておくと、生活の見通しが立って安心できますよね。
また、どんな家電が必要なのか具体的に知ることで、実家から持っていけるものと新たに購入するものを把握することもできますよ。
一人暮らしに必要な家電の種類
まず、一人暮らしに最低限必要な家電にはどのようなものがあるのでしょうか?
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- テレビ
- 照明器具
- エアコン
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 電子レンジ
一般的に一人暮らしで必要な主な家電は上記に記載したものです。
ただ、それぞれの家電でも一人暮らしに必要なサイズや機能などは全く変わってきます。アナタにとって必要かどうかを見極めるために、どんな家電を選んだらいいのかについても、合わせて紹介していきましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫は、自炊するかどうかによって必要な大きさが変わってきます。自炊する場合は食材がたっぷり入る150リットル以上をおすすめします。
また、一人暮らしだと冷凍室が大きめの方が良く、レンジを冷蔵庫の上に置くスタイルが多いので、冷蔵庫上部が耐熱仕様になっているものを選びましょう。設置スペースやドアが開く方向なども、物件に合わせてチェックしてください。
洗濯機
洗濯機は縦型とドラム式がありますが、一人暮らしだと価格の安い縦型が主流です。しかし、日常的にスポーツをするなど洗濯物が多くなる人は、水を節約できるドラム式がおすすめです。
乾燥機能は、物件に浴室乾燥が付いていたり、部屋が広く部屋干しするスペースがあったりするなら、必要ありません。購入の際は物件の防水パンの大きさと洗濯機のサイズを合わせるようにしてください。
テレビ
一人暮らしの部屋のスペースを考えると、32インチの薄型テレビが妥当ですが、映像が観えれば何でもいいと言う人は、24か19インチぐらいでも大丈夫です。
DVDレコーダーが内蔵型のものもありますが、最近ではスマホでドラマや映画の配信サービスを利用できるので、特に必要はないでしょう。
照明器具
照明器具が備え付けでない物件もあるので、事前に確認するようにしましょう。照明器具は、長持ちして電気代が少なくてすむLEDシーリングライトがおすすめです。
明るさや色を調整できることや、天井面に直接取り付けるので、部屋が広く感じることも嬉しいポイントです。
エアコン
最近では、エアコンが備え付けの物件も多いです。エアコンを取り付けたり取り外したりするのには費用がかかってくるので、長期間住まない場合にはエアコン付きの物件を探した方がお得だと言えます。
また、エアコンを取り付ける際に、室外機がベランダに置けるかどうか、エアコン用のコンセント差込口があるかどうかなど物件をチェックしておくようにしましょう。
炊飯器
自炊はほとんどしない人でも、お米だけでも炊く方が食費の節約になりますよね。そこで、炊飯器も生活の必需品と言えます。
一人暮らしだと3合炊きの炊飯器が妥当ですが、食事量が多い人で、一日1回しかお米を炊かない人は、5合サイズでもいいでしょう。
電子レンジ
お弁当やお惣菜を温めるために、電子レンジも一人暮らしの必要家電になります。電子レンジには主に単機能レンジとオーブンレンジがあり、オーブンレンジの方が価格は高くなっています。
しかし、オーブンレンジにはオーブントースター機能も備えていることから、オーブントースターを置くスペースがないなら、オーブンレンジをおすすめします。
一人暮らしに必要な家電の金額
一人暮らしに必要な家電がわかりましたが、すべて新品で揃えた場合、それぞれの予算はどれくらいになるのでしょうか?2017年10月の時点でのおおよその家電の価格を詳しく見ていきましょう。(参考:価格ドットコム)
冷蔵庫
冷蔵庫の上部が耐熱仕様になっていて、167リットル、2ドアのタイプは大手メーカー、シャープの製品で59,800円から購入可能です。小さめ118リットルの2ドアで、メーカーにこだわらないなら20,500円で購入可能です。
冷蔵庫は毎日使うものなので、自分のライフスタイルに合わせてよく検討するといいですね。一人暮らしだと食材が余ることが多いので、冷凍庫が広いタイプもおすすめです。
洗濯機
4.5kgの全自動縦型洗濯機は、17,799円から購入できます。ドラム式になると価格が高くなって、3kgタイプで49,329円からになります。ドラム式だと水道代が節約できるとはいえ、約30,000円も差があるのであれば、縦型洗濯機で十分でしょう。
テレビ
メーカーや機能にこだわらなければ、19インチは12,600円から、24インチは15,300円から32インチでも18,400円から購入できます。
大手メーカーシャープのAQUOSになると19インチは21,680円から、24インチは28,600円から、32インチは34,080円から購入できます。予算は20,000円くらいで考えておくといいですね。
照明器具
LEDシーリングライトは、メーカーにこだわらなければ、6~8畳用でリモコン付きのタイプが4,298円から購入できます。さらにLEDの蛍光灯は3,218円で購入できるので、合計で7,516円になります。
リビング以外のトイレやお風呂場などの照明は備え付けの物件が多いので、照明器具は予算8,000円くらいで考えておきましょう。
エアコン
エアコンは、一人暮らしに多い部屋タイプである鉄筋洋室8畳用で、24,590円から購入できます。
しかし、ここで注意したいのが、設置費用が標準工事で12,500円かかるということです。合計で37,090円なので、標準工事で済まなかった場合も考慮して40,000円くらいの予算で考えておくといいでしょう。
但し、賃貸物件の場合はほとんどの物件がエアコン備え付けで入居できますし、賃貸で借りている間は故障しても無償で修理してくれる場合が多いので、そこまでお金は必要ない場合が多いです。
炊飯器
一人暮らし向きの3合炊きの炊飯器は、3,500円から手に入ります。お米をムラなくおいしく炊ける人気のIH炊飯器になると、3合炊きでも9,980円かかります。
ご飯にこだわる人は、毎日使うものなのでよく検討してみてください。いずれにしろ、予算は10,000円以下で大丈夫でしょう。
電子レンジ
単機能レンジは4,950円から、オーブンレンジは9,500円から購入可能です。オーブントースターは2,000円から購入できるので、単機能レンジとオーブントースターを購入した方が、オーブンレンジより安く購入できます。
お菓子作りが趣味でない限りは、一人暮らしでオーブン機能を使うことはあまりないので、自分のライフスタイルを考え、検討してみてください。
家電をできるだけ安く購入する方法
一人暮らしを始める際には、家電以外にも家具、敷金・礼金、引越し費用など多くの出費があります。
そのため、次のような方法で、家電をできるだけ安く購入して節約できるといいですね。
まとめセットを購入する
家電量販店などでは、「新生活スタートセット」のような、一人暮らしに必要な数種類の家電を組み合わせてセット販売するケースがあります。
そこで、このようなまとめセットの特徴をみていきましょう。メリットやデメリットを知って、自分に合っているかどうか判断するといいですね。
一人暮らし向きになっている
一人暮らし用のセットなので、どんなサイズを選んだらいいのか、どんな機能が必要なのか、よくわからない人におすすめです。また、色やデザインなど統一感があるので、一人暮らしの部屋のおしゃれ感もアップします。
ただし、すべての家電が部屋の大きさに合うかどうか、特に洗濯機はサイズを確認してから購入するようにしましょう。
個別に買うよりも割安になっている
何といってもまとめセットのメリットは、価格が割安になることです。しかし、価格が安くなっているのは、型落ちだったり売れ残りだったりすることが多いので、家電にこだわりを持っている人には、まとめセットは不向きです。
また、ドライヤーやアイロンなどがセットに含まれていることもあるので、お得とはいえ、自分に必要なのかをよく考える必要があります。
リサイクルショップで購入する
新品の家電にこだわらない人や、一人暮らしの予定期間が短い人なら、リサイクルショップで中古品を安くゲットするというのも一つの手です。
しかし、新品と違って、一人暮らしを終えて家電が要らなくなったときに売ることが難しく、逆にリサイクル料金など処分するのに費用がかかってしまうこともあります。このことを踏まえた上で、お得かどうか見極めることが大切ですね。
リサイクル料金とは
家電を処分するには、プラスティックや鉄など素材ごとに分類されたり、フロンなどの有害物質を除去したりする作業が必要です。
この過程にかかるコストを負担するのがリサイクル料金で、エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビなどを処分する際にはリサイクル料金が必要になってきます。
また、処分する際に家電を引き取り先に運搬するため、運搬料もかかってきます。運搬料の相場は500円~3000円になります。
故障した場合の保証を確認しよう
せっかく中古で安く家電を手に入れても、故障してしまうと修理費用がかかってしまうのは本末転倒ですよね。
中古品だと大抵の場合メーカー保証期間は過ぎていますが、リサイクルショップによっては、半年~2年保証がついていることもあります。一人暮らしの期間と、保証期間を比較して修理費をかけずに使えるように検討しましょう。
家電が安い時期を狙って購入する
あらかじめ一人暮らしをすることがわかっているなら、家電が安い時期を狙って購入することもおすすめです。新品がお得に買える時期を把握し、賢く家電を購入しましょう。
家電が安い時期は決まっている
満足できる価格で家電を手に入れるためには、次のような時期に購入を検討するといいでしょう。家電量販店の広告もマメにチェックしてみてくださいね。
- 決算時(2、3、8、9月)
- 年末年始
- 商品の入れ替え時
企業が一定期間の利益や損失を算出する決算時には、売り上げを伸ばすために2~3割値引きして家電を売ることもあります。
また、年末年始には集客のためほとんどの家電量販店がセールをおこないます。目玉商品は特に安くなっているので、広告などでチェックするようにしましょう。
さらに家電は、1年おきに商品の入れ替えをするので、発売から10ヶ月~1年経ったものは、次の商品が発売されるので安く買える可能性が高いです。
値段交渉するとさらにお得
セール品は値段交渉しても無駄だと思っていませんか?実は、お店側は在庫を増やしたくないからセールで値引きをするのであって、どうしても売れ残したくないと思っているのです。そのため、値段交渉に応じてくれる可能性が高いと言えます。
ただし、過剰な値引きを強要するのは逆効果ですし、自分もお店側も気持ちのいい取引ができるように心がけたいですね。
ヤフオク!やフリマアプリで購入する
ヤフオク!とは、ポータルサイトYahoo!JAPANが提供しているインターネット上のオークションサイトです。
出品者が設定する初期価格から入札者が希望価格を提示して競り合う形式のオークションに対して、出品者が設定した価格で購入できるのが、フリーマーケットです。
このフリーマーケットをオンライン上で行うことができるスマホのアプリをフリマアプリと言い、次のようなものがあります。
- メルカリ
- nojimaフリマ
- ラクマ(楽天フリマ)
- フリマノ
- ショッピーズ
- フリル
- Dealing(ディーリング)
これらの中でも、「メルカリ」「フリル」「ショッピーズ」が三大フリマアプリとして知られていますが、家電を探すならnojimaフリマやラクマがおすすめです。
ヤフオク!もフリマアプリも実際にお店に行かなくても、ネット上でたくさんの商品の中から希望する価格の家電を選ぶことができるので便利ですよね。しかし、個人取引であるため、次のようなことに気をつけて、良い家電に巡り合えるといいですね。
クリーニング済みのものを選ぶ
冷蔵庫や洗濯機など頻繁に使う家電は、どうしても前の使用者の生活臭が残ってしまっています。オークションだと、動作確認はしてあっても、生活臭まではチェックできていません。
実際に現物を見て確かめるのが一番良いですが、出品者が近くに住んでいないとそれは難しいので、クリーニング済みかどうかをしっかり確認しておきましょう。
送料を確認する
冷蔵庫や洗濯機は大型家電なので、送料が割高になってしまいます。本体は低価格で手に入っても、送料を合わせると高くつくということのないように、前もって送料を確認しましょう。
出品者が近隣の地域に住んでいる場合は、直接引き取りができるかどうか相談してみるのもいいですね。
詐欺被害に気をつける
オークションやフリマサイトで、必ず問題になってくるのが、詐欺などのトラブルです。顔が見えない相手とのやりとりだからこそ、気をつけたいですよね。そこで、詐欺にあわないための対処法を紹介しましょう。
- 出品者の評価を前もってチェックする。
- 商品の写真がメーカーのホームページからの引用でないかどうか確認する。
- ヤフオク!の場合、「トラブル口座リスト」を確認する。
出品者が過去におこなった取引で「商品に汚れがあった」「付属品が付いていなかった」「偽物だった」などの評価がされている場合は、要注意の出品者と言えます。
さらに、商品の写真が他のホームページの引用からだと、実際にその商品が存在していない可能性があるのです。
また、要注意の出品者は名前を変えて取引をすることがありますが、口座は同じのままである可能性が高いので、ヤフオク! では利用者からトラブルの報告が多数きている口座を「トラブル口座リスト」として公開しています。
ジモティで無料で手に入れる
ジモティとは、ネット上の地域掲示板のことで、物を売りたい・買いたい・譲りたい・バイトをしたいなどの地域限定の情報がまとめられているものです。
そのジモティで、家電を無料で譲ってくれる人を探すことができるのです。ジモティはヤフオク!やフリマアプリと同じ個人間取引ですが、他に次のような特徴があります。
手数料がかからない
オークションやフリマはほとんどの場合手数料や利用料がかかるのですが、ジモティは手数料も利用料も無料です。
オークションやフリマサイトで手数料や利用料がかかるのは、運営サイト側が間に入って安全に取引や決済をおこなってくれるからであり、ジモティの場合見知らぬ人同士で取引をしなければなりません。
相手の電話番号が本当に存在するのか事前に調べるなど、信頼できる人物かどうか確認しておきましょう。
送料がかからない
ほとんどの場合近隣の地域に住む人との取引になるので、大きな家電などは直接引き取りに行けるため送料がかかりません。
ただ、見知らぬ人と会うので、家族にいつ誰とどこで会うのか伝えておくことや、引き取りに行く際は一人で行かない、人気のない場所では会わないなど、危機管理を心得ておきましょう。
まとめ
一人暮らしに必要な家電と、その予算がわかりました。ただでさえ不安が多い一人暮らしなので、生活にかかる予算の見通しを立てることで、楽しんで準備できるようにしましょう。
また、家電を賢く購入して節約し、一人暮らしにかかる費用の負担を少しでも減らせるといいですね。