年齢とともに肌トラブルは増え、髪の毛もパサついたり白髪が目立ったりして、アラフォーにもなると美容代はかさむばかり…。
節約は大切ですが、美容代を減らして妥協することもできず、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、お金をあまりかけずに節約中でもできる美容法を紹介していきましょう。
記事の目次
節約しながらでも美容はできる!
節約中であれば、美容にお金をかけるのはタブーだと思っている人も少なくありません。
逆に、美を追求するあまり、美容代に糸目をつけずに節約に失敗してしまう人もいます。
節約と美容を両立しておこなっていくために、美容代の平均額を踏まえて、美容代を節約するコツを知っておきましょう。
1ヶ月にかける美容代の平均は3,000円~5,000円前後
2016年4~6月の総務省統計局のデータによると、女性の勤労者単身世帯で、「理美容サービス」「理美容品」にかかっている支出の平均額は、それぞれ3,449円、5,660円になっています。
1ヶ月に約9,000円は美容代にかかっていることになりますが、多い人では1ヶ月に5万円かかっているなど幅があります。
美容代は支出を占める割合が多い
美しくなりたいと思っている女性は多く、普段節約生活を頑張っている人でも、美容に関しては財布の紐が緩くなってしまいます。
そのため、美容代は支出の中でも意外と割合が高くなっているのです。
しかし、美容にお金をかければかけるほどきれいになるというわけでもなく、金額に見合った効果が得られているのか、しっかりと見極めることが大切です。
美容代でお金をかけているもの
美容代の内訳は次のようなものが多くなっています。
- 化粧品代(基礎化粧品、メイク用品)
- エステ代
- ネイル代
- 美容室代
- マッサージ代
特に多くを占めるのが化粧品代で、ドラッグストアでコスメ用品を揃える人もいれば、デパートなどの化粧品売り場で高額のコスメ用品を購入する人もいるので、美容代に大きな差が出てくるのでしょう。
また、エステやネイルはまったくしない人と継続しておこなっている人と両極端に分かれるので、美容代の差の要因になっているのです。
アラフォー女子は美容代がかかる
20~30代ではコスメやネイルなど美しく見せるために美容代をかけますが、40代になるとそれプラス老化で傷みやすくなった肌や髪などをケアするために美容代がかかってきます。
特に、肌自体をきれいに保たなければならず、メイクでカバーしたい部分も増えるため、アラフォー女子はコスメ代を多く支出するのです。
美容代を節約するコツ
平均よりも美容代を支出している人には、節約の余地があります。
そこで、美容代を節約するコツを知って、できるものから実践していきましょう。
セルフケアを上手く取り入れる
お金をかけなくても美容のために家でできることはあります。
もちろんプロにやってもらう方が、効果が高いものもありますが、すべてプロ任せにするのではなく、セルフケアを上手に取り入れていきましょう。
次に、セルフケアの例を挙げていきます。
前髪は自分でカットする
美容院ではカット代の相場が3,000~5000円なので、なるべく回数を減らしたいですよね。
でも、1ヶ月も経てばすぐに伸びて邪魔になる前髪。自分でカットするのがいいですが、意思とは無関係にパッツンになったり、切り過ぎたりと上手くいきません。
そこで、100均のスキばさみやカミソリを使って切るようにすると、失敗は少ないですよ。
また、ショートヘアよりはセミロングヘアの方が、多少伸びても気にならないので、数ヶ月カットしなくてもよく長持ちします。
さらに、カラーリングをせずに地毛の黒髪のままの方が、傷みにくく、生え際を染め直すために美容院に通うこともありません。
黒髪セミロングがおすすめ節約ヘアスタイルと言えますね。
髪のカラーリングは自分でおこなう
美容院でカラーリングをすると、1回で1万円を超えてしまうこともあります。
どうしてもカラーリングしたい場合や、白髪染めを余儀なくされる場合は、カラーリング剤をドラッグストアなどで購入して、自分でおこなうようにすると、コストを抑えられますね。
自分で上手く染められない場合は、美容院にカラーリング剤を持ち込むという方法もあります。
持ち込みOKの美容院は限られていますが、持ち込み施術代は1,500~2,000円が相場で、カラーリング剤を1,000円以下で購入すると、3,000円以下でカラーリングができるということになります。
美顔器を使う
エステティックTBCでは、フェイシャルエステは1~2万円かかる高額のサービス。
しかし、美顔器を持っていれば、フェイシャルエステが家でおこなえます。知名度の高いエステナードの美顔器は、ホワイトジェルとセットで33,800円です。
エステ1~2回分の価格なので、定期的にフェイシャルエステをおこなう人にはお得ですね。
ニベアクリームを使いこなす
昔ながらの青缶でお馴染みのニベアクリームは、「ドゥ・ラ・メール」という2~3万円もする高級コスメと成分が同じということで、注目されています。
保湿クリームとしてはもちろん、目的に応じていろいろな使い方ができるので、一家に一つ持っておくと余分な化粧品を買わなくてすみますよ。
ニベアクリームの使い方の例を次に挙げていきます。
- メイク下地として使う
- 洗顔後にテカリ防止のために顔に塗る
- リップクリームとして使う
- ボディクリームとして使う
- 洗髪後にパサつき防止のために髪の毛に塗る
- メイク落としの際にポイントメイクに塗ることできれいに落とせる
ニベアクリームは昔からあるものなので、目新しい化粧品を使うよりは失敗がなく安心ですね。上手く使いこなして、コスメ代を節約しましょう。
生活習慣を見直す
化粧品の力に頼って肌トラブルの解消を目指す人もいるでしょうが、生活習慣を見直すことでも肌トラブルの解消は可能です。
適度な睡眠と運動、栄養バランスがとれた食事など規則正しい生活習慣はもちろんのこと、甘い物やお酒、タバコを控えることも大切です。嗜好品やタバコ代が節約できるので一石二鳥ですね。
実践しやすい節約しながらの美容方法
美容代を節約するコツがわかったところで、具体的に節約できる美容方法をみていきましょう。
どれも実践しやすいものばかりなので、気軽に試してみてください。
節約しながらおしゃれなヘアスタイルに!
カラーリングやトリートメント、前髪カットなどはセルフケアでできると紹介しましたが、やはり全体的なヘアスタイルはプロの手でおこなってもらいたいですよね。
そこで、美容院代を節約する方法を紹介しましょう。
カットモデルに応募する
新人美容師やアシスタントの練習台になるカットモデルになれば、カットやカラーリングなどの施術を無料で受けられます。
しかし、実際にカットモデルに応募するのは難しいことのような気がしますよね。そこで、次のようなアプリを使ってみましょう。
これらのアプリは、カットモデルを探している美容師さんと、カットモデルになりたい利用者をマッチングさせてくれるサービスです。
お互いのニーズが一致するので、確実にカットモデルに応募できますよ。
クーポンを使う
クーポンには、無料クーポンと、事前に購入する有料クーポンとがあります。
美容院のクーポンは無料クーポンでお馴染みのホットペッパービューティで探すことができます。
新規で施術代が格安になるクーポンが多いので、いろいろな美容室を渡り歩くのもおすすめです。
化粧品購入やエステなどのサービスを格安にする
美容院代の他に、アラフォー女子たちは化粧品購入やエステなどで美容代を多く消費しています。
安すぎる化粧品だと効果が期待できなくて、ある程度有名メーカーの化粧品を使いたいと思っている人や、エステに行く回数は減らしたくないと思っている人は、次のような方法で、美容代を浮かせましょう。
クーポンを使って化粧品を購入する
PONPON(ポンポン)は有料のクーポンサイトをまとめて紹介しています。
有料クーポンは無料クーポンと違い、欲しい商品のクーポンをあらかじめ購入して、高い割引率で商品を手に入れる仕組みになっています。
ポンポンの「美容・コスメ」のカテゴリーを見てみると、コスメアイテムやサプリメントが格安で紹介されているので、欲しいアイテムをチェックしてみましょう。
モニターに応募する
化粧品の使用モニターや、一般客と同じようにエステや脱毛などのサービスを受けてアンケートに答える覆面モニターに応募すると、化粧品を格安で購入したり、エステなどのサービスを格安または無料で受けたりすることができます。
モニター登録サイトには、「Japamoni(ジャパモニ)」や「とくモニ」などがあります。
美容系会社の株を購入する
美容系会社の株を所有していると、株主の優待特典として、サプリメントや化粧品、エステや美容室の割引券などが貰えます。
株と聞くと身構えてしまいますが、最近ではネット証券会社が増えていて、気軽に口座を開設できます。おすすめのネット証券会社は次のとおりです。
- SBI証券
- 楽天証券
- 松井証券
- ライブスター証券
- マネックス証券
どれも手数料が安く、口座管理料もかかりません。ネット上での取引になりますが、総合証券会社のように、株取引の相談にも応じてもらえるので安心ですね。
口座を開設したら、どの銘柄の株を購入するのか検討しましょう。10万円以下で株主優待特典が受けられる美容系の株式会社の例を次に挙げるので、参考にしてみてください。
- 株式会社インタートレード
- 株式会社フォーシーズホールディングス
株購入初心者なら、買値を相場の成り行きに任せる「成り行き注文」がおすすめです。
買いたい銘柄さえ決めておけば、すぐに売り手が見つかり、取引が成立します。ただし、注文前に株価が高額すぎないかどうかをチェックするようにしてください。
証券会社のマーケットボードで簡単にチェックできますよ。
コスメアイテムを身近なもので代用する
わざわざ購入しなくても、家にある身近なものがコスメアイテムに早替わり。余計なものを購入しなくていいぶん、節約できますよね。
手軽にできるものばかりなので、ぜひ実践してみてください。
お米のとぎ汁で化粧水&保湿液
お米のとぎ汁には、ビタミンEやビタミンB群、セラミドなどお肌に良い成分がたくさん含まれています。
そのため、お米をといだら捨てるのではなく、化粧水や保湿液として使いましょう。
化粧水はとぎ汁をそのまま使い、保湿液にはオリーブオイルを混ぜて使います。お米をとぐときにミネラルウォーターを使うと肌にも良く、お米も美味しく炊けますよ。
牛乳で洗顔する
牛乳にはカゼインや酵素が含まれているので、牛乳洗顔することで角質除去ができ、ピーリング効果が得られます。
また、ビタミンAも多く含まれていて、粘膜を保護する作用があるので、肌トラブルに悩む人にも最適なのです。
牛乳洗顔のやり方は次のとおりです。
- 牛乳を人肌くらいまで温める。
- 洗面器に37度くらいのぬるま湯を入れる。
- 2に1の牛乳100㏄を混ぜ合わせたもので洗顔する。
牛乳アレルギーの人は肌トラブルを引き起こす可能性があるので注意してくださいね。
キッチンアイテムでローションパック
どこの家でも置いてあるキッチンアイテムを使って、ローションパックをすることができます。次のような手順で、ぜひ試してみてください。
- キッチンペーパーに化粧水を含ませる。
- 1をパックのように顔にかぶせる。
- 2の上からサランラップで密閉して、ローションパックのできあがり
まとめ
美を保つためには、お金をかければいいというものではありませんし、お金を使わなくても知識や工夫次第で、美容代を浮かせることができます。
お金をかけるべきところとそうでないところを見極め、上手く美容代を使いましょう。
そして、節約しながらも高い美意識を保つ、「節約美人」を目指しましょう。