外食というと、家で自炊をするよりコストがかかるので、節約中にはタブーだと思われています。
でも、「毎日休みなく家族の食事を作り続ける主婦は大変で、たまには外食したい…。」というのが本音でしょう。
そこで、節約中でもお得に外食できる場所やサービスなどを解説していきます。節約中でも外食できるという気持ちの余裕が持てるようになると、節約生活も楽しくなりますよ♪
記事の目次
節約=外食は禁止ではない
たまには外食したいと思っているのに、節約中だからと外食を禁止にすると、ストレスがたまってしまいます。「節約=外食禁止」と考えるのではなく、外食をしつつも節約できる方法を考えていきましょう。
外食費を節約するコツ
外食せずに節約するのではなく、外食費を節約するコツや、外食する際の注意点を知って節約を心がけるようにするといいです。
次のようなことに気をつけて、節約=外食禁止という考えを改めましょう。
外食費の予算を決めておく
1回の外食は何円以内に収める、外食は何ヶ月に1回にするなどして、外食に使う費用をあらかじめ決めておきます。
「今月は外食に行ける」と思うと、毎日の食事作りの励みになりますよね。家計簿をつけているなら、食費と外食費の項目は別にするといいですよ。
食べ放題のお店に行く
子供が食べ盛りになると、食べ放題のバイキング形式のお店がおすすめです。
メニューがたくさんあり贅沢感が味わえるし、和洋中揃っているので、家族で食べたいものが違っている場合でもみんなが満足でき、何回も外食に行く必要がなくなります。
食べ放題のお店に行く日は昼食を抜くなどして1日2食にすると、さらに節約になりますよ。
ドリンクはなるべく注文しない
お店の利益率が高いのはドリンクです。ドリンクバーはお得な気がしますが、長居するつもりがないなら必要ないでしょう。
家族4人で、ドリンクバー150円を全員に付けると600円になるので、それを浮かせられると節約できますね。
パパがアルコールを飲みたいときは、食事だけお店ですませて、家で飲むようにしましょう。
節約中に外食するときの注意点
節約中の外食は禁止ではありませんが、外食を意味のあるものにするために、次のようなことに気をつけましょう。
なんとなくする外食はNG
お出かけが長引いたから外食するなど、予定外に外食することはなるべくやめましょう。
このようになんとなく外食をするのは、節約中の外食のメリットである、リフレッシュやストレス解消効果は得られなくなってしまいます。
なんとなくする外食にお金をかけるより、記念日や誕生日にとっておきの外食にお金をかける方がいいですよね。
外食する前に予定を立てる
先に述べたように、予定外の外食はリフレッシュできないだけでなく、事前に安いお店を選んだりお得なサービスを探したりできないので、外食する日の予定は前もって決めておきましょう。
遠出するときや、祖父母が来訪するときなど、事前にわかっている予定に合わせて外食の予定を組み込むようにするといいですね。
日々の節約に貢献してくれる食材は、『食費を節約したい!節約に貢献してくれる食材特集』の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。
節約中でも安くておいしく食べられる外食先
節約中に外食するのは後ろめたさがあるという人でも、お得に外食できるなら気軽に利用できますよね。そこで、安くておいしい外食先を紹介しましょう。
安くておいしいチェーン店
やはり、安さで言えばチェーン店は外せません。チェーン店は、食材を一括して大量に仕入れているのでコストを削減することができるのです。
そのチェーン店の中でも、さらにお得なお店をみていきましょう。
丸亀製麺
うどんは外食の中でも基本的に安いですが、かけうどん・ぶっかけうどん・ざるうどんの並サイズがいずれも290円と激安です。
さらに、ネギと天かすがトッピングし放題というのも人気の秘密。毎月1日が「釜揚げうどんの日」で、釜揚げうどんの並サイズが140円になるサービスも見逃せません。
リンガーハット
リンガーハットの長崎ちゃんぽんは、野菜がたっぷり入っていて、1杯540円~600円(地域によって価格が違う)です。
これだけなら、それほどお得感はないですが、なんと、麺の量を2倍にしても同じ価格で食べられるのです。2倍にして子供とシェアすると、子供1人分の外食費を節約できます。
はま寿司
大人も子供も大好きなお寿司。はま寿司は、1皿100円というだけでも激安なのに、平日なら1皿90円、10皿食べても1,000円以下という驚きの価格です。
自分の好きな量だけ食べられるので、家でおにぎりを食べるなどして多少空腹を満たしてから行くようにすると、食べる量も少なくなるので安く済ませられますね。
安くておいしく食べられる穴場
安くておいしく食べられる外食先は、チェーン店だけではありません。そんな言わずと知れた東京都内の穴場を次に紹介していきます。
公共の食堂
あまり知られていませんが、市役所や区役所、官公庁の食堂や大学の学食では、一般開放されているところがあって、元々はそこに勤務している人用の食堂なので、価格が安くなっているのです。
ただし、土日祝日が休みだったり、ランチタイムしか営業していなかったりするので、注意が必要です。次に、東京都内でおすすめする公共の食堂をみていきましょう。
手しごとや咲くら
農林水産省の職員用食堂で、平日しか営業していませんが、公共の食堂にしては珍しく夜も営業していてアルコールもあります。
カロリーや塩分の表示だけでなく、農林水産省らしく国内食料自給率も表示されています。
他では珍しい鯨のメニューがあるのも人気の秘密。サラダ・みそ汁・ご飯がついたイワシ鯨ステーキ膳は1,000円で、アラフォー世代の人気給食メニューだった鯨の竜田揚げは、単品で380円です。
西洋フード
東京都庁の職員用食堂で、第一本庁舎の32階にあります。窓から見える景色は良く、公共の食堂とは忘れてしまいそうになるほどです。
平日17時まで営業しているので、少し早めの晩御飯におすすめです。
人気メニューは「都庁弁当」で、炊き込みご飯、青菜のゴマ和え、焼魚、厚焼き卵、唐揚げ、コロッケ、ポテトサラダ、ハンバーグ、漬物にお味噌汁まで付いて600円です。
大隈ガーデンハウスカフェテリア
早稲田大学の学食で、大隈講堂横の建物の2、3階にあります。
学生用とあってかなり割安になっていて、かけうどんは210円、名物の大隈カレーは大学生協会員価格が180円、会員でなくても252円です。
日曜祝日は営業していませんが、平日は19時50分、土曜は15時15分まで営業しています。
社員食堂
社員食堂は、安くておいしいだけでなく、食材にこだわったり健康を気遣ったメニューが豊富だったりするので、節約目的以外でも利用したいですね。
特に次に挙げる社員食堂がおすすめで、社員ではなくても気兼ねなく利用できるので、ぜひ行ってみてください。
日刊スポーツ社員食堂
日刊スポーツ新聞社の社員食堂です。レストラン・カラオケ・学校給食などの事業を展開しているシダックスが運営しているので、安さとおいしさには期待できます。
中でも、「特選セット」というハンバーグカレー丼とコロッケ、山菜そばのセットが、500円と最高のコスパになっています。女性なら子供と取り分けても十分な量なので、二人で500円はお得と言えるでしょう。
まいにち食堂
毎日新聞東京本社の社員食堂で、毎日ビルディングが運営しているパレスサイドビルの地下1階のレストラン街にあります。
夜21時まで営業しているので、夕食も落ち着いて食べられます。
安いメニューがたくさんありますが、社員と一般客で価格に差があるので注意しましょう。例えば、たぬきそばは社員が267円で一般客は350円、カレーは社員が360円で一般客は450円です。
東京ロジテック
配送センターの社員食堂で、日曜も朝から営業しています。
ナポリタンやミートソースパスタがサラダ付きで400円という安さです。他にもカレーうどんやエビピラフが450円、かつ丼が550円と、がっつり食べたい人も安く済ませられます。
駐車場も完備しているので、家族でドライブがてら食べに行けますね。
節約しながらでも外食したい時に使えるサービス
安くておいしいお店に食べに行くこともいいですが、いろいろなサービスを利用してお得に外食できる方法も知っておくと、外食先の範囲が広がります。
次のようなサービスを上手く活用しましょう。
クーポンを利用する
クーポンを利用すると、正規の飲食代より割安で食事ができるので、外食代を抑えることができます。
クーポンには無料クーポンと有料クーポンがあるので、それぞれの特徴をみていきましょう。
無料クーポン
無料クーポンは、クーポンサイトからダウンロードしたり、クーポン画面を印刷したりして、実際にお店に行き、注文時に見せることで、飲食代などが割安になります。
人気のあるクーポンサイトには次のようなものがあるので、行きたいお店を探してみましょう。
これらのクーポンサイト以外にも、目的のお店をLINEに友だち登録したり、メルマガ登録したりしてクーポンをゲットすることができます。
有料クーポン
有料クーポンは、無料クーポンより割引率は圧倒的に高いですが、使用するのにそのお店独自のールールがあったり、有効期限があったりするので、利用には注意が必要です。
有料クーポンサイトには次のようなものがあります。
「RaCoupon」は楽天のクーポンサービスサイトで、クーポン購入によって楽天ポイントが貯まるので、普段からショッピングなどで楽天市場を利用している人におすすめです。
また、「ポンパレ×グルメ」でクーポンを購入すると、リクルートポイントが貯まります。
リクルートポイントは、じゃらん・ポンパレモール・ホットペッパーなどで1ポイント1円として使えるので、貯めておいて損はありませんよ。
ポイントタウンを利用する
ポイントタウンとは、ショッピングやゲーム、アンケートなどを利用することでポイントを貯めることができ、そのポイントを現金や電子マネーなどに還元できるサービスサイトです。
ポイントタウンに登録することで、次のようなサービスを利用してお得に外食することができるのです。
お得なクーポンをゲット
ぐるポタ(ポイントタウングルメ)では、時間帯別のお得な割引クーポンをゲットできます。
通常の無料クーポンなどは、5~10%OFFになる程度ですが、ぐるポタでは、利用時間が決まっていますが最大50%OFFのものまであります。
ただし、割引額が大きい時間帯は、人が少ない時間帯であるので、時間に自由がきく人向きのクーポンと言えます。
アンケート回答で食事代を割引
時間帯割引を使うのが難しい人は、アンケートに回答して、飲食代を30~100%キャッシュバックしてもらえるサービスがおすすめ。
アンケートは、そんなに難しいものではなく、数分で終わるので、身構えず気楽に利用できますよ。
お店側もお客さんの生の声を聞くことができるので、双方にメリットがあるサービスなのです。
くまポンを利用する
ポイントタウンと同じGMOが運営しているくまポンという有料クーポンサービス。
ポイントタウンからくまポンを利用してクーポンを購入することで、クーポン価格で飲食できるだけでなく、ポイントも貯まります。
さらに、ポイントタウンには会員ランクがあって、ランクに応じてポイントがさらに加算されるのです。会員ランクは次のようになっています。
サービス利用回数 | 加算されるポイント | |
レギュラー・ブロンズ会員なし | 1回 | なし |
シルバー会員 | 3回 | 5%分 |
ゴールド会員 | 6回 | 10%分 |
プラチナ会員 | 12回 | 15%分 |
つまり、くまポンで購入した飲食代50%OFFクーポンにより、外食費が50%オフなるだけでなく、ポイントタウン経由でくまポンを利用することでポイントが5%キャッシュバックされ、さらにゴールド会員であれば、ポイントがプラス10%加算されるのです。
具体的な数字を挙げてみると、横浜中華街・四五六菜館新館の限定コース(料理9品+デザート1品+ドリンク1杯)参考価格5,724円分が2,150円のクーポンとして購入できます。
これをポイントタウン経由で購入すると108ポイント加算され、ゴールド会員ならさらに215ポイントが加算されることになるので、かなりお得に外食をすることができるのです。
節約はメリハリが大事です。おいしいご飯を食べた後は、きっちり節約生活に戻りましょう。
一番押さえやすい固定費の節約方法は、『節約するなら固定費から!固定費削減が意外にできていない人が多い』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
節約を続けていると、どうしても我慢をしなければならないことが増えてくるので、メリハリをつけて気を抜くことも大切です。
その一つが外食で、一年中毎日自炊してストレスがたまるより、外食することで心に余裕を持てるようになった方が、食費以外の部分での節約のモチベーションが上がるのです。
外食をやめて節約するのではなく、お得に外食して節約する方法を知って、楽しく継続して節約生活をおくりましょう。