一つのことを成し遂げようと毎日頑張っていると、疲れてしまうこともあります。
節約も同じで、何でも安く買い物しようと心がけたり、家の中で節電や節水を意識したりする生活が続くと疲れてしまい、時にはイヤになって投げ出したくなります。
そうならないためにも、節約に疲れる原因や対処法を知って、節約方法を見直してみましょう。節約に疲れることなく、節約を楽しんで続けられるコツについて紹介していきます♪
記事の目次
節約に疲れた…そうなってしまう原因
節約は継続しないと効果が実感できないものですが、長期間節約生活を続けることは、我慢を強いられることであり、不満がたまってしまいます。
そして、この不満が爆発して節約疲れという状態に陥る人も少なくありません。そこで、節約疲れについて詳しく説明し、さらにその原因をみていきましょう。
節約疲れは始めた頃に起きやすい
節約疲れとは、文字どおり節約をしなければならない生活に疲れて、節約が嫌になったり一時的にやめてしまったりする状態になることを言います。
節約疲れになりやすいタイプや節約に疲れるとどうなるのかを、次に具体的に解説していきます。
節約疲れに陥りやすいタイプの人
節約疲れに陥りやすいのは、次のようなタイプの人です。自分や家族に当てはまるようなら注意が必要です。
- お金に関して細かい人
- 遠くても安いスーパーに通う人
支払いが割り勘のときに、1円単位まできっちり分けないと気が済まないようなお金に細かい人は、節約に関しても厳しい傾向にあって、自分で自分を追い詰めてしまいます。
さらに、1円でも安く商品を購入するために、遠くのスーパーに通う生活をしている人は、節約のために頑張っている自分の行動がストレスになってしまうのです。
節約疲れに陥るとどうなる?
節約に疲れているかどうか、自分ではわからない人もいます。そこで、節約に疲れると実際にどのような状態になるのか、具体的に知っておくことで、対処できるようにしたいですね。
節約に疲れると、次のような状態に陥る人が多いです。
- 節約に飽きて嫌になる
- ストレスが溜まってイライラする
- 衝動買いしてしまう
節約は長続きしなければ効果が得られないものですが、疲れてしまうと飽きたり嫌になったりして続けられなくなってしまいます。
また、節約のためにいろいろ我慢をすることで、ストレスが溜まって常にイライラしてしまうこともあります。
さらに、ダイエットのリバウンドのように、節約によるストレスの反動で、散財するようになって、節約どころか逆効果になることもあるので、節約疲れは侮れません。
節約疲れの原因
では、節約疲れになるのはなぜなのでしょうか?節約疲れの原因を前もって知っておくことで、回避できるようにしたいですね。
節約を頑張り過ぎている
何でも頑張り過ぎると疲れてしまうものですが、節約も同じです。支出するたびに1円でも安くしなければと思い詰める日が続くと、心身ともに疲弊してしまいます。
メリハリをつけて、たまには頑張っている自分へご褒美のつもりで、プチ贅沢することも大切ですよ。
目標が高すぎる
目標金額が高すぎると、節約を頑張ってもなかなか目標に届かず、節約生活から得られる効果を実感できません。
それはゴールの見えない暗いトンネルの中を歩いているようなものなので、疲れてしまうのです。
そこで、小さな目標を設定して、1つずつクリアしていくようにすると、節約のモチベーションが保てますよ。
固定費より変動費を節約している
レジャー費や被服費などの変動費は、出費のたびに罪悪感があるので、それがストレスになってしまうこともあります。
そのため、変動費を節約しようと躍起になっていると、節約に疲れてしまうのです。
それよりも住宅費や光熱費、通信費などの固定費を節約すると、生活水準をほとんど変えずにストレスフリーで節約できます。これが「節約は固定費から!」と言われる所以ですね。
固定費を節約する方法は、『節約するなら固定費から!固定費削減が意外にできていない人が多い』の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。
疲れてしまいやすい節約の仕方
節約の仕方は人それぞれいろいろなやり方を実践していると思いますが、その中でも“特に”疲れてしまいやすい節約の仕方があるのです。
疲れてしまいやすい節約の仕方と、その対処法を知ることで、自分の節約の仕方を見直してみましょう。
NGな節約の仕方とその対処法
節約に疲れてしまっている人は、次のような節約の仕方を実践している可能性があります。
自分に当てはまることがないかチェックしてみましょう。また、当てはまるようなら対処法を試してみてください。
一人で節約している
家族がいても、一人だけで節約している人は、自分に甘くなるので効果が得られず、節約に疲れてしまいます。
そこで、次のようにして一人節約から脱出しましょう。
- パートナーや家族に協力してもらう
- 節約友達をつくって情報交換する
- SNSなどで節約を宣言したり経過報告をしたりする
パートナー、家族、友達など節約仲間をつくることが大切です。自分のことを監視してもらったり、節約する気持ちを共有してもらったりできるので、楽しく節約生活をおくることができます。
近くに節約仲間がいない場合は、SNSなどでつながって、一緒に節約をしている気持ちになりましょう。
効果が実感できない節約をしている
節我慢を強いられる割には効果が実感できない節約は疲れてしまいます。次のようにして、節約の効果が目に見えてわかるようにすることが大切です。
- マメに通帳を記帳する
- 家計簿などで支出を把握する
- レシートをためておく
節約効果を目に見えてわかるようにすることで、どれくらい自分が頑張っているのかを知ることができ、励みになります。
通帳や家計簿、レシートなど具体的な数字で示されているもので効果が実感できるのは嬉しいですね。
安物買いの銭失いになっている
“節約=安物を買う”ことだと勘違いしている人も多いです。
もちろんそれで一時的な節約効果は得られるのですが、安物は長持ちしない物が多く、新しく買い替えることになるなど、結果的に出費がかさんでしまいます。
我慢して安い物を買ったのに、それが出費を増やしてしまっては、節約に疲れてしまいますよね。安物買いの銭失いにならないように、次のようなことに気をつけましょう。
- 必要な物を見極める
- 物を持たないようにする
- 持っている物に意識を向ける
買い物するときは、価格の安さばかりに囚われず、良質で本当に必要な物を選び、満足のいく買い物をすることが大切です。
また、ミニマリストのように、物を持たない暮らしをして安物買いを減らすように心がけましょう。
物が足りないと思うとつらい気持ちになるので、持っている物に意識を向けるようにすることで、節約していくといいですね。
生活水準が収入に見合っていない
そもそも、節約をする前の生活水準が収入に見合っておらず贅沢していたならば、少し節約して生活水準を下げたところで、大きな効果は望めません。
それに贅沢に慣れているので、節約生活が苦痛でたまらないでしょう。
どうしても支出を減らせないなら、収入を上げることに目を向けてみることも大切です。家に居ながら収入を得るためには、次のような方法があります。
- クラウドソーシングサイトに登録する
- アンケートモニターに登録する
- フリーマーケットやネットオークションで要らない物を売る
インターネット上でさまざまな業務の受発注ができるクラウドソーシングに登録して、ホームページの作成や、ロゴやイラストの作成、記事の執筆、簡単なデータ入力など在宅でできる仕事で収入を得る方法があります。
また、パソコンを使うのが苦手な人は、アンケートに答えたり、商品のモニターをしたりして収入を得ることができます。
さらに、フリーマーケットやネットオークションで要らない物を売るようにすると、家の中が片づいて収入が増え、一石二鳥ですね。
節約が目的ではなく節約して何を得たいかを考えよう
「節約をすればお金が貯まる」と考えている人は少なくありません。
しかし、これでは節約するのが目的で、その結果お金が貯まっているに過ぎず、貯まったお金はすぐに使ってしまうことが多いです。よって継続して貯金をすることはできません。
一方で、「お金を貯めるため」という明確な目的があると、節約はそのための行動となっていて、継続して貯金することに成功するのです。
節約する目的を考えよう
このように、お金を貯めるという目的をしっかりと持つことで、節約のモチベーションも上がります。
さらに、何のためにお金を貯めるかということを明確にしておくと、尚良いでしょう。そこで、次に節約する目的を考える上での注意点をみてきます。
ネガティブな目的はNG
「お金がないから」「老後が心配だから」など、ネガティブな目的だと、節約生活が苦しいだけのものになってしまいます。
「海外旅行に行くため」「マイホームを建てたい」など、幸せな生活や家族の笑顔がイメージできるようなポジティブな目的を持って、節約に取り組むようにしましょう。
節約して何を得たいかが大切
節約の目的として、何を得るために節約をするのかをしっかりと考えるようにしましょう。
例えば、交際費を節約して人付き合いをあまりしなくなったら、お金は貯まっても友人は減ってしまいます。
得るものがお金だけ、ではさみしいですし、何のために節約するのかわからなくなります。節約をして幸せになるために、何を得たいのかを明確にすることが節約を無理なく続けられる一番のコツです。
私の体験を交えた節約術を、『貧乏から抜け出す節約術!必要な節約と必要じゃない節約』の記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
何気なく節約をしている人も、いつ節約に疲れるという状態に陥るかわかりません。節約疲れによって、今までしてきた節約努力がすべて台無しになってしまうこともあるので、くれぐれも疲れないように気をつけたいですね。
節約疲れを上手く回避して、節約生活を楽しんで続けていきましょう!